PS Auto Sitemapの代わりを探している人へ|ページを書き換えずに乗り換えられるプラグインを作りました

Rapls Sitemap ITライフハック
この記事は約8分で読めます。
当ページはプロモーションが含まれています

使っていたプラグインが、ある日ダウンロードできなくなったことはありますか。

PS Auto Sitemap がそうでした。HTMLサイトマップの定番だったプラグインで、2022年に公開が停止されています。いま検索すると、代替を紹介する記事がいくつも出てきますが、どれも「PS Auto Sitemap は使えなくなりました」から始まっている。4年経っても、置き換え先が定まっていません。

それで、作りました。この記事で紹介する Rapls Sitemap は、筆者が開発しているプラグインです。宣伝を含む記事になりますが、作るときに迷ったところも一緒に書くので、そのつもりで読んでください。

Rapls Sitemapで生成したHTMLサイトマップの表示例

固定ページの階層と、カテゴリー別の記事一覧が、ひとつのページに並びます

スポンサーリンク

まず、どっちのサイトマップの話か

サイトマップには2種類あって、混同しやすいところです。

ひとつは検索エンジンに読ませるXMLサイトマップ。これは WordPress が最初から作ってくれます。wp-sitemap.xml というアドレスで、プラグインを入れなくても出ています。

もうひとつが、訪問者が読むHTMLサイトマップ。サイトの目次にあたるページです。PS Auto Sitemap がやっていたのはこちらで、この記事の話も全部こちらです。

Rapls Sitemap は XMLサイトマップには一切触りません。WordPress が出しているものを、そのままにしておきます。

スポンサーリンク

ページの中身を、書き換えずに乗り換える

プラグインを乗り換えるとき、いちばん面倒なのが、固定ページの中身を直す作業です。

PS Auto Sitemap を使っていた方は、サイトマップのページに、こういうコメントが入っているはずです。

<!-- SITEMAP CONTENT REPLACE POINT -->

WP Sitemap Page を使っていた方なら、[wp_sitemap_page] というショートコードが入っています。

Rapls Sitemap は、この両方をそのまま認識します。ページを開いて書き換える必要がありません。乗り換えたあとも、同じページが表示され続けます。

ただ、この機能は初期状態ではオフにしてあります。理由は単純で、他のプラグインの書き方に勝手に反応するのは、驚かせるからです。設定画面で「他のプラグインから移行する」を開いて、自分で有効にしてもらう形にしました。

WP Sitemap Page については、もうひとつ気をつけたことがあります。あちらのプラグインが有効なあいだは、ショートコードを横取りしません。両方入っている状態で取り合いになると、どちらが表示しているのか分からなくなるからです。

PS Auto Sitemap の設定は、読み込める

設定画面の下に「PS Auto Sitemap から取り込む」というボタンがあります。押すと、以前の設定を読んできます。

読むだけで、書き込みはしません。元のプラグインのデータには触らないので、うまくいかなければ戻せます。

ただし、そのままにはならない部分もあります。デザインは、いちばん近いものに合わせるだけで、完全な再現ではありません。「分割」の表示も、カテゴリーだけの一覧に変わります。取り込んだあと、ページを一度見て、気になるところを直してください。

移行の手順

設定画面の「他のプラグインから移行する」の項目

ここを開いて、使っていたプラグインに合わせて切り替えます

順番はこうなります。

  1. Rapls Sitemap を有効化して、以前のプラグインを停止します
  2. 「設定 → Rapls Sitemap → 詳細 → 他のプラグインから移行する」を開いて、使っていたプラグインの項目をオンにします
  3. PS Auto Sitemap からなら、画面の下にある「PS Auto Sitemap から取り込む」を押します
  4. サイトマップのページを開いて、表示を確認します

この順番で、固定ページの中身は一度も触りません。

ゼロから作る場合

新しく作るなら、もっと簡単です。

プラグインを有効化して、「設定 → Rapls Sitemap」で何を載せるか選ぶ。そのあと、サイトマップにしたい固定ページに

と書くか、ブロックエディタで「Sitemap」ブロックを置く。それだけです。

設定画面は、最初に「基本」のタブが開きます。ここには、サイトマップを作るのに必ず要る8項目だけを置きました。何を載せるか、どこまでの深さか、何を除くか、どのデザインか、文字の大きさはどれくらいか。

細かい設定は「詳細」のタブにまとめてあります。初期値から変えた項目があるパネルだけ、自動的に開くようにしてあるので、自分がどこを触ったかが分かります。

何を載せられるか

ひとつのショートコードで、複数の種類をまとめて出せます。

固定ページは、親子の階層のまま。投稿は、カテゴリー別にまとめることもできます。ほかに、カテゴリー・タグ、投稿者、年月別のアーカイブ、そしてナビゲーションメニュー。

メニューを載せられるようにしたのは、あの並び順が、誰かが考えて決めたものだからです。自動で並べ替えるより、そのまま出したほうがいい場面があります。

カスタム投稿タイプにも対応していますが、ひとつだけ例外があります。サイトの表側で表示できない設定になっている投稿タイプは、何を指定しても一覧に出しません。出したところで、クリックすると404になるからです。

作るときに、いちばん迷ったこと

ここからは、宣伝というより、判断の話です。

途中で切れたら、切れたと書く

記事が何千件もあるサイトだと、サイトマップは重くなります。全部を一度に取りに行くので、上限を決めておかないとメモリが足りなくなる。初期値は2000件にしてあります。

問題は、上限に当たったときにどうするかでした。

黙って途中で止めることもできます。見た目はきれいです。でも、それをやると、サイトの持ち主は一覧が完全だと思い込んだままになる。

なので、切り詰めたときは、出力にそう書くようにしました。表示は少し不格好ですが、黙って短いサイトマップより、遅いサイトマップのほうがましだと思っています。

noindex を、どこまで読むか

これがいちばん悩みました。

SEOプラグインで「この記事は検索に出さない」と指定したものは、サイトマップからも外したい。Yoast SEO、Rank Math、SEO SIMPLE PACK、SEOPress、The SEO Framework、All in One SEO、それと Cocoon テーマ。この7つは、設定なしで読めるようにしました。

ただ、読まないことにしたものがあります。投稿タイプ全体や、アーカイブ全体にかかっている既定の設定です。

たとえば Yoast SEO は、日付アーカイブを初期状態で noindex にします。これを読んでしまうと、利用者が「年月別アーカイブを載せる」と選んだのに、一覧が空っぽになる。選んだ本人の指定より、プラグインの初期値が勝ってしまいます。

個別に指定したものは読む。全体にかかっている既定は読まない。この線で分けました。

フロントに、自分の名前を出さない

サイトの表側に、プラグインへのリンクや作者名を出さないようにしました。管理画面にも広告を置いていません。

余談ですが、これは無料プラグインだと珍しくない仕様です。ただ、入れてみるまで分からないことが多い。使う側からすると、そこがいちばん気になるところなので、先に書いておきます。

日本語のサイトで効くところ

並び順に、カスタムフィールドを使えるようにしてあります。

日本語のタイトルをタイトル順で並べると、漢字の文字コード順になって、五十音順にはなりません。読みがなを入れたカスタムフィールドを用意して、それで並べると、意図した順番になります。

もうひとつ、WPML と Polylang は設定なしで動きます。表示中の言語に絞って一覧を作りますし、キャッシュも言語ごとに分けてあるので、別の言語のものが出ることはありません。

読み上げソフトのこと

見出しの扱いを、設定で変えられるようにしました。

セクションやカテゴリーの見出しを、見た目だけ大きくした文字ではなく、本物の見出しタグとして出力できます。読み上げソフトを使う方は、ページの中を見出しで移動するので、ここが本物かどうかで使いやすさが変わります。

サイトマップは、目的のページを探すためのページです。探すための道具が探しにくいのは、たぶんいちばん困ります。

デザインは27種類

Rapls Sitemapのデザインプリセット選択画面

「装飾なし」も選べます

あらかじめ用意したデザインが27種類あります。それと「装飾なし」。テーマ側で自分で書きたい方のために、何も当てない選択肢を入れました。

文字の大きさは、基本のタブに5段階のスライダーを置いています。細かく数値で指定したい方は、詳細のタブで指定できて、そちらが優先されます。

行間、字下げ、リンクの色、下線の有無、段組みの数も変えられます。箇条書きの記号は、丸や四角のほかに、絵文字や Font Awesome のようなアイコンも使えます。

ダウンロード

WordPress の管理画面から「Rapls Sitemap」で検索するか、こちらから入手できます。

Rapls Sitemap – WordPress.org

設定の詳しい説明と、開発者向けの情報はこちらにあります。

Rapls Sitemap の詳細ページ


冒頭の話に戻ります。

使っていたプラグインが公開停止になると、動いているうちは困りませんが、いつか WordPress の更新で止まります。そのとき慌てて探すより、動いているうちに移しておくほうが楽です。

ページの中身を書き換えずに移せるようにしたのは、その「いつか」を先延ばしにしている方が多いだろう、と思ったからでした。

タイトルとURLをコピーしました