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文書作成虎の巻1 かんたんな文章作りのテクニック

ライフワーク
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「自分のブログを充実させるため」とか、「音楽や映画のレビューを書いてみたい」と、「文章を書く」という必要に迫られるケースはわりに多いのではないでしょうか。

あるいは誰かに依頼され、何かを説明するための文章など。依頼といえばもちろん、「ライターになりたい」という希望を持った方も含まれるかもしれません。

一方で文章を「どのように書いていいかわからない」という方も、意外と多いのではないかと思います。

そこで今回はライターである私が普段よくおこなっている1000~2000字の文章作りを例として、文章作成のヒントを考えてみたいと思います。

残念ながらこの内容は、現在文章作りの主流となっている「Webライティング」「SEO対策に従った文章作り」というものと、必ずしも合致するものではありません。

しかし、自分なりの文章を作るためのフォーマット、まずは「文章を作る」という第一関門を突破するヒントと考えれば、覚えておいて損はないかと思います。

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1.基本は「4分割」!長い文章も怖くない


いきなり「~について2,000字の文章を作成してください」といわれると、あまり文章作成経験のない方は恐らくそのボリューム感に面食らうことが多いかと思います。

そこで、必要な文章量(文字数)に対してまず文章を4分割して考えてみてはいかがでしょうか。

文章の基本的な構成として「起承転結」というものがあります。もともと「4行から成る漢詩の絶句の構成を指す」ものでありますが、現在では小説のバックボーンからビジネス文章まで、あらゆる文章作りにおける「基本のキ」といえるものであります。

たとえば1,000字の文章であれば一章分の文字量は250文字、2.000字なら500文字と、少ない分量の文字数で文章を構成できるイメージになります。

2,000字の文章を一気に書くと考えればちょっと気が重くなりますが、500字くらいであれば数行程度で構成できます。そしてこれにより章を四つ構成すると考えると、少し気楽に向き合えるでしょう。

ちなみに以下の私の記事ですが、もともとはまさしくこの考えで記事を構成し2,000文字程度の文章を作成しました。この記事は序文を除くと四章の構成。一章に二つの節がありますが、これは文章を書いているうちに「分けたほうがわかりやすい」と考え説明を分離したものです。

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各章のつくり方


さあ、ではこれで文章を作っていきましょう!といければいいのですが、「一章当たりの文字数が短いというのはわかるけど、それでもどう書いていいのやら…」と思う人も少なくないでしょう。

ここから文章を構築していく手順としては「章立てを決める」「章立てに沿って文章を作っていく」という二つの工程に集約されます。

先に紹介した私の記事(以下、「福祉車両」記事)より、この二つの工程をどう進めるかを考えてみましょう。

章立てを決める


実は章立てというのは、私が執筆の依頼をいただいた時に提案する内容として事前に編集さんに提出しご確認いただいています。

たとえば「福祉車両」記事は紹介記事なので

  1. 「序文は必要だろう」
  2. 「『福祉車両とは?』と説明する内容は必要だな」
  3. 「これって知っている、持っているとどんなメリットがあるんだろう?」
  4. 「メリットもいいけど、何か注意を述べておくことも必要だな」

という感じで、ざっと文章より伝えるべき内容項目を見出しのネタとして並べていきます

ネタの順番の並べ方については、近年のWeb向け文章の傾向ではありますが、基本的にキャッチーな項目より頭から並べていくわけです。

「福祉車両」というもの自体が何かを先に説明しておく必要はあるかと考え、これを1番としています。場合によっては2と3を融合し一つの章としてもいいかもしれませんが、文章のボリュームバランスを考えてこの章立てと考えました。

これがたとえば便利なTips、ハウツー紹介などとなると「(紹介する)Tipsを使った時のメリット」「Tipsの手順」「注意事項」みたいな項目わけとなるわけです。

材料を集め「埋める」(章立てに沿って文章を作っていく)


章立てに従い、文章に織り込むための材料を、まずは箇条書きで並べてみましょう。簡単なものでOKです。「~は…だ」みたいな。

自分の知識として裏取り含めて確かなものであれば、即メモしましょう。不明確であればネットや資料などからちゃんと調べたことを引用し並べていきます。

これで文章になるの?と思うかもしれませんが、実はこれが重要な要素となります。特にWebコンテンツ向けの文章の基本でもありますが、文章はできるだけ「一文一要素」になることを基本とします。

一文で「~は…で〇〇であるけども、結局は…だ」と、たくさんの要素が入った文章が並んでしまうと、一分の内容がわかりにくく、かなり読みづらい文章になってしまいます。

ではこの一文一要素的な内容ですが、500文字であれば何個くらい入るの?と考えると、内容にもよりますが三~四つ、多ければ五~六つくらいが入ればよいのではないでしょうか。実際記事のほうは、各章の一文が大体この数に収まっているかと思います。

材料が集まったら、あとは各章を埋め、体裁を作っていきます。文章の仕上げ方についてはある程度の経験がものをいうところもあるのですが、まずはこれで文章の大枠を構築することができるでしょう。

ボリュームアップする場合の注意


もっとボリュームの大きい文章を作る必要がある場合には、一章当たりの文字数をボリュームアップさせると考えればいいわけです。

しかし一章当たりのボリュームが増えてしまうと、全体的に読みづらい文章になってしまう恐れがあります

たとえば5,000字の原稿となると一章当たりの文字数は1,250文字。もともと1,000~2,000字程度の文章作成が通常となっていた人にはちょっとハードルの高い文章となります。

もちろん書籍の参考書などではこうした長文を一章に詰め込む場合など、あえてそのままの文章構成をおこなうケースもありますが、1,000~2,000字程度の文章を読み慣れている人からすると、これはかなり読みづらいものになるでしょう。

一つの解決例としては、一章当たりの構成をさらに節、項と細分化し見出しをハッキリさせるという方法があります。もっとも過度に細分化してしまうとやはり逆に読みづらいものになりますので、文字数と見出し数のバランスをうまく考える必要があります

なかなか万能な方法とはいきませんが、ともあれ何もないところから悶々とした表情でパソコンに向き合っているだけの状態よりは、有効ではないかと思います。文章作成の必要に迫られお悩みの方は一度参考にしてしてみてはいかがでしょうか。

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