えっ!?オーガニック野菜ってこんなにメリットがあったの?

野菜たち
野菜たち
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1. はじめに
皆さんはオーガニック野菜についてどれほど知識をお持ちでしょうか?
・何となく体に良さそう
・ナチュラルな感じ
こういった漠然としたイメージはあっても、メリットを具体的に説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか?
そこで今回はオーガニック野菜の利点について解説していきます。これを読むことで暮らしにどんな良い影響があるのかが分かり、積極的に取り入れたくなりますよ。

かぼちゃ

かぼちゃ

 

  1. オーガニック野菜の利点
    2-1. 農薬の量が少ない
    オーガニック野菜は普通の野菜と比べて使える農薬の種類が少なく制限されています。日本では有機JAS法という法律が制定されており、
    ・除虫菊(昔の蚊取り線香の成分ですね)
    ・食酢
    こういった安全性が高いものは使用できますが、それ以外の農薬(化学農薬など)は使えません。
    「健康コスト」のところでも改めて述べますが、農薬の中には病気を引き起こす一因になるのではないかと疑われているものがあります。もちろんテストは行われていますし、使用量の制限もあるので過度に心配する必要はありませんが、少なくとも「避けられるなら避けたほうが無難」ということは言えそうです。
    オーガニック野菜はその点でより安心して食べることができます。
マングローブ

マングローブ

 

2-2. えぐみが少ない
先ほど農薬が少ないことについて解説しましたが、もう一つ、「化学肥料が使われていない」という特徴もあります。
化学肥料を使うと野菜が吸収する硝酸態窒素と呼ばれるえぐみの素が増えてしまい、苦い感じの野菜になってしまいます。農薬とは異なり硝酸態窒素自体に害はないのですが、単純に野菜がおいしくなくなってしまうのであまり多すぎると良くありません。
この点についても、オーガニック野菜であれば化学肥料を使っておらず、普通の野菜に比べて硝酸態窒素の量が少ないのでえぐみが少なくなります。
ちなみに土づくりについては、2015年に国連で採択された「SDGs」とも関係があります。「陸の豊かさも守ろう」という目標があり、土の劣化を防止しようといった内容が盛りこまれているからです。化学肥料は土の地力を奪い、劣化させてしまう作用があります。オーガニック野菜を選ぶことはSDGsに取り組んでいることにもなるんですね。

 

ラベンダー


2-3. 長期的なコストが安い
「え、でもオーガニック野菜は高いよ!」こんな声が聞こえてきそうです。
確かに普通の野菜と比べるとオーガニック野菜は手間ひまがかかっている分価格は高めに設定されています。種類やお店にもよりますが、1.5~2倍ほどすることも珍しくありません。
ではなぜ安いと書いたかというと、「長い目で見ると健康コストと環境コストが低下するから」です。
・健康コスト
一言でいうと、「農薬が一因となって病気になったときの負担」のことです。
通常は野菜を育てるために農薬を使用しますが、中には体への影響が心配されているものもあります。例えばグリホサート。除草剤として使われている成分で、発がんリスクが高いとされています。

病気になって治療をすることになれば、
・入院費や通院費
・治療の際の痛み
・病院での不自由な生活
こういった負担がかかってきますよね? これが健康コストです。
これがオーガニック野菜であれば健康コストを抑えることができます。使える農薬の種類は相当限られており、使用量も少ないことが多いためです。

・環境コスト
これは「農業によって壊れてしまった自然を修復するためのコスト」のことです。
健康コストのところで出てきた農薬は人間の体だけでなく、環境にも悪影響を及ぼすものがあります。例えば「ネオニコチノイド系農薬」といわれる農薬は、植物の受粉に大きな役割を担っているミツバチを大量に死滅させていると考えられています。ミツバチがいなくなる=受粉できない=子孫を残せないということなので、ミツバチがいないと野菜の生産はおろか生態系の存続までもが危うくなってしまうわけですね。
このように農薬によって壊れてしまった自然を取り戻すには多額の費用と長い時間がかかります。目に見える形で私たちの財布から出ていくことはなくても、後々税金に上乗せされたり野菜の収穫量が減って価格が高騰したりといった形で私たちに跳ね返ってくることになるのです。

花


このようにトータルで考えると
・普通の野菜=スーパーの値札の価格+健康コスト+環境コスト
・オーガニック野菜=スーパーの値札の価格
となりますから、単純な比較はできません。これは筆者の個人的な意見ですが、健康コストや環境コストが無限大になる可能性がある(病気が治らなかったり、環境を元に戻すことができなかったりするときです)ことを考えれば、むしろオーガニック野菜のほうが安いとすら言えるのではないかと思います。

  1. 優先して取り入れるべき野菜
    ここまでオーガニック野菜の利点を見てきました。
    ・農薬の量が少ない
    ・えぐみが少ない
    ・長期的なコストが安い
    こういった特徴がありましたね。
    「でもいくらトータルで安いとは言っても、一時的には食費が上がってしまうでしょう? 家計もギリギリだし、やっぱり変えるのは難しいよ」こう感じる方もいっぱいおられるでしょう。確かに、ない袖は振れませんよね。
    そこで最後に、どの野菜からオーガニックに変えていくべきなのか、優先順位をご紹介します。基準は簡単で、
    ・育てる際に農薬をたくさん使う、かつ収穫後も残りやすいものを優先して変える
    です。普通に育てるときにあまり農薬を使わないのであればそこまで気にする必要はありませんからね。
    元となるデータは米国農務省の検査データをもとにNPOが2021年に発表したもので、その中から野菜だけを抽出しています。
  2. ほうれん草
  3. セロリ
  4. トマト

土


これらが農薬の残りやすい野菜ですので、普段から食べている方はここからオーガニックに変えていくと良いでしょう。ほかの野菜については「お金に余裕があれば変えていく」というスタンスでいれば、食費を一気に高くせずに少しずつオーガニックを取り入れることができますね。

  1. まとめ ~オーガニック野菜のメリット~
    今回はオーガニック野菜の良い点について見てきました。

・農薬の量が少ない
・えぐみが少ない
・長期的なコストが安い

野菜たち

野菜たち


こういったメリットがあり、中でも優先して取り入れたいのは

  1. ほうれん草
  2. セロリ
  3. トマト

です。
いきなり食事のすべてをオーガニックに変えるのは難しいと思いますが、まずは野菜から、特に優先順位の高いものから徐々に取り入れていきましょう。

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