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私が障害を受け入れられたとき

生きづらさを抱えて
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こんにちは。

私は、主に知的・精神・発達障害を持つ方の支援をしている現役の相談員です。

支援員をしていますが、実は私も「精神障害者」の1人です。

診断名は「反復性うつ病」で、現在も通院や投薬、カウンセリングを受けています。

今回は、私が「反復性うつ病」の診断を受け、それを受け入れるまでの葛藤をお話したいと思います。

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制度は知っているけれど…

自分が「反復性うつ病」と診断されて、躊躇したことが2つあります。

  • 薬を飲むこと
  • 自立支援医療の申請

です。

ためらいはあったもののすぐに受け入れたのは「服薬」でした。

いままで、利用者の服薬情報を管理していた側だったのにまさか自分が精神科の薬を服用することになるとは…。

そんな思いもありましたが、服薬がいまの自分に必要なことだというのは分かっていました。

それに、これまで散々、利用者さんに「薬はちゃんと飲んでくださいね」なんて言っていたのに自分が飲まないのは利用者さんを裏切っているような気がして…。

ためらいこそあったものの、服薬はすぐに受け入れることができました。

が、なかなか受け入れられなかったのが「自立支援医療」の申請でした。

自立支援医療を申請すれば窓口負担が1割になり、月額の上限もあるので、定期通院にかかる金銭的な負担が軽減されます。

これまで、何度も利用者さんに説明していた「自立支援医療」。

まさか、自分が当事者になるとは…。

金銭的な負担が減ることは分かっています。

当時、休職→退職した私にとって金銭面は大きな悩みでした。

でも、結果的に「自立支援医療」を申請するまで1年の時間がかかりました。

「自立支援医療を申請したら私は障害者になる…」

そんな思いがありました。

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障害を持っていて何が悪い?

「自立支援医療」を申請するまでに1年かかったということは、診断を受けて1年経っても通院が必要な状況だったということです。

1年経ったとき、私は改めて考えました。

「どうして申請しないんだろう?」

「申請したら障害者になると思っているから?」

「障害者になったらもう働けなくなる?」

「障害者になったらもう支援職には戻れない?」

自問自答を繰り返し、出した結論は

「障害者で何が悪い?」でした。

精神障害者であるから何が変わる?

私が私であることには変わりない。

障害・病気があるから支援者になれないなんてことはない。

それなら申請しない理由もないじゃないか。

たぶん、これが私が私の障害(病気)を認めた・受け入れた瞬間だったと思います。

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まとめ

病気や障害を受け入れるというのは、なかなか時間がかかるものですよね。

しかし、ふとしたときに受け入れられるようになることもあります。

私の場合、その瞬間が「自立支援医療」を申請しようと思えた時でした。

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