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【音楽と私】言葉にできない日々を歌ってくれ

ライフワーク
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その歌によれば、「この日々が命」なんだという。忙しさに目を奪われて忘れがちだが、ささやかな日々は、かけがえない命の時間の連続である。私という個人の日常の記録が、誰かを癒やしたら嬉しい。

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深夜に聞く音楽に慰められる

最近、脳味噌に刻み込ませるように、

何度も繰り返し聞いている曲がある。

indigo la End の「鐘泣く命」である。

 

土曜の夜中、暗い部屋でひとりきり、

この曲はやたらと沁みるから、

止めるのが惜しくて、

ひたすら川谷絵音に

リピート再生で歌わせている。

この日々が命

この日々が命

この日々が命だから

願いと歩いて

あの鐘を鳴らしてよ

この愛の音聞かしてやれ

あの鐘を鳴らしたら

胸の明かりが輝くはずだから 


indigo la End 「鐘泣く命」
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正しいとか普通だけが人間じゃない

川谷絵音という人の、

その人柄はよく知らないが、

第一印象の「何となくイケスカナイな」

という感じから、

あれよあれよと、世間を騒がせたゴシップで、

一躍時の人となり、

今はゲスの極み乙女とは別に、

indigo la Endでも活動しているようで、

そして私は、彼の音楽が好きである。

マツコデラックスの番組か何かで、川谷絵音が、

「でも本当に、彼女のことが好きでした」と、

節目がちにつぶやいていたのが、

妙に記憶に残っている。

言うまでもないが、

人様に迷惑をかけて良いとか、

法を犯すとか、許されない云々

そんな話がしたいのではなくて。

ただ私は、

世間が勝手に騒ぎ立てて、

そして飽きて、忘れて、

次の話題に飛びついて、

それでも

当人たちの人生は続いているのだという、

当たり前のようで、

それはきっと当たり前じゃない事実に、

考えを巡らせたりする。

生きづらさが主題のメディアに寄稿する

あの鐘を鳴らしてよ

この愛の音聞かしてやれ

あの鐘を鳴らしたら

胸の明かりが輝くはずだから

もっともっと愛させてよ

命を越える間際まで

 

indigo la End 「鐘泣く命」

自分がこのメディアで

拙文を書かせていただくにあたり、

自分の立場というか、身の置き場というか、

要は「私はこういった者です」という

名乗り方に、

やや悩ましいところがある。

何というか、

正しいとか、正しくないとか

普通とか、普通じゃないとか、

変だとか、変じゃないとか、

優秀だとか、優秀じゃないとか、

健常者か、障害者か。

そういった一切合切の二項対立に、

なんとはなしに、小さな反発心を覚えるし、

それと同時に、

自分はどちらにも入れてもらえないという

ちょっとした疎外感のようなものも

感じる次第である。

一歩ずつ進む不器用な日々

私は「生活」という言葉が、

最近、好きかもしれない。

そんな気がする。

人の営みだとか、暮らしの気配とか、日常とか。

川谷絵音の言葉を借りれば、

「この日々が命」なのだろうか。

そんな私の日々は、簡単に割り切れない、

説明しがたく、形容しづらい、

「そんな簡単に一言で片付けられてたまるか」

という意地もありつつ、

きっと私はあえて言うなら

「グレーゾーン」というやつで、

まさに、黒でも白でもない、曇天。

晴れ模様もあれば、曇り空の時もある。

ただ、曇り空ってのは、

意外と悪くない時もあって、

雨が降った後の、

6月の湿っぽい朝を走らされた、

小学校の体育の校庭の景色を

なんだか忘れられないでいるし、

水たまりに映った、空の揺らぎだとか

胸いっぱいに吸った、あの空気の感じとか、

大人になった今も、朝とか昼より、

街灯の光が美しい夜の散歩が好きだし、

今でこそ、デジタルの板に

絵を描きつけているけれど、

本当は

紙に水彩絵の具で滲ませた色の方が好きだ。

割り切れない自分を受け入れる

何が言いたいかと言えば、

未完成で、不完全で、発展途上の、

移ろいやすい自分が、

意外と、嫌いではないということ。

そう言えるまでに、そこそこの、

時間はかかってきた気がするわけで、

こういう自分が、この場所を借りて、

散文を書き散らすことに、

何かしらの意味や意義が、

少しでもあるなら幸いである。

未来が振り向いてくれる

その時まで声を枯らさずに

一歩、一歩ずつ空気を切って

君と話したい

やり残したことを教えてよ

全部やってから会いに行くよ

聞こえてるよね

 

indigo la End 「鐘泣く命」

 

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