スポンサーリンク

ゆっくりスピードから見える新たな発見が魅力!原付バイクライフ

ライフワーク
この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク
当ページはプロモーションが含まれています

10年ほど前に都心で生活していた私は、2014年ころに原動機付自転車(以下、原付)であるホンダのスーパーカブを購入、以降生活や仕事で必要な足代わりとして大変重宝していました。

今考えるとこれは自分にとって「運命の出会い」だったのではないかと思えるような存在に。大げさに聞こえるかもしれませんが、単なる足代わりというだけでなく、今の自分にとっては大切な存在でもあります。

今回は私の人生に大いなる豊かさをもたらしてくれたこの「原付」の魅力を紹介しましょう。この記事を読んで「私も原付が欲しい!」と思ってもらった方に向けて、合わせて原付ライフの注意点なども紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

※今回紹介する「原付」とは、「原付一種」対象のもの、つまり排気量50㏄以下のものに該当します。

スポンサーリンク

こうして「沼った」原付の誘惑

安い!圧倒的なコスパの良さ

足代わりを考えたときの、原付のメリットはなんといってもその価格、維持費の安さにあります。

車を購入しようとすると、車両本体に保険、中古車なら車検などもろもろの手続きを加えて、中古車でも安くて20~30万くらいはかかるでしょう。まともな車を求めるなら価格はさらに上がります。さらに駐車場の確保、定期的な車検、ガソリン代と維持費はかなりかさみます。

都心で車を所持するとなると、人によっては「車のほうが、人間よりいい生活をしているんじゃないか」と思えるほどの出費に(笑)。これに比べると原付はずっと低い金額で購入することができます。保険、税金も安く、駐輪場の申請も不要です。

実は私、原付を購入する前に車を所有していたのですが、ちょうどもともといた横浜の住まいから東京都内に移り住んだ時期に、都心の生活ではそれほど使用頻度がない上に維持費が大変で、あまり車を所有するメリットがないと考えていました。

そしてある日目にしたのが、某ロックマガジンにあったロックバンド・人間椅子のメンバーである和嶋慎治さんのコラム記事。

和嶋さんも普段使いで原付を愛用されているとのこと、その記事を読んでひらめき、引っ越しのタイミングでさっと車を手放しで原付にいきついたわけでです。

取材にも便利!便利さの魅力

筆者の愛車。荷台についているのは、いわゆるホムセン箱(ホームセンターでよく売られている収納箱)と呼ばれるもので、スーパーカブ愛好家(?)の間ではわりと知られているカスタマイズです。このほかにも前面のキャリア、ベトキャリと、スーパーカブは積載部分がたくさん設けられるのも魅力であります。

さすがにスピード、航続距離では自動車にかないませんが、普段使いなら原付で十分。私の東京の住まいは中野で、住んでいたアパートの自転車駐輪場に停車させてもらい、都内の取材であればこれでどこにでも行けました。

特に取材の道具としてノートPC、カメラなどとわりに手荷物もかさんでいたので、原付というのは本当に便利。

ギュウギュウ詰めの電車で揺られたり、六本木の駅みたいに地上から「どれだけ下に降りるんだ!?」と思えるくらい遠い電車のホームまで(笑)、ひーひー言いながら歩いていくことを避けられたのも非常に魅力でありました。

また給油をわりに頻繁に行う必要がありますが、そもそも一人乗りですし燃費はサイコー!近年はスクーターも昔に比べかなり燃費は向上しています。特にリッター当たり105kmというスーパーカブにかなう相手はいないでしょう。

スポンサーリンク

ときには遠出も楽しく。


「普段使い」として最適な原付、と紹介しましたが、自分の根気と時間さえ許せば、遠出も十分可能です。

時間があるときには東京から南は横須賀や三浦海岸、西は奥多摩、東はディズニーランド、北は埼玉・大宮などと片道3時間~半日コースくらいの時間間隔で途中休みを入れながらツーリングを楽しんだこともありました。

車のように囲まれていない解放感があるからこそ、余計に景色の豊かさを感じることもできるでしょう。近頃はスマホのアプリなどで手軽にナビなども利用することができますが、逆にふと迷子になることで新たな発見をすることもあります

原付の長距離ツーリングで気を付けなければならないのは、やはりツーリングコースの選び方。特に狭い上に交通量の多い道路は危険も伴うため、できる限りは避けていきたいものであります。

「そんな面倒を伴ってまで、原付で遠出なんて楽しいの?」と思われる方もいるでしょう。しかし原付ツーリングでは「原付ならでは」の醍醐味があります。

原付一種の車体は道交法で最高速度30km/h。車に乗っている人から見ると「歩いているのか?」と思えるような速度です(歩いている人から見ると十分なスピードですが)。

しかしこのスピードだからこそ逆に、車や電車では見過ごしてしまうような場所にふっと目が向いていきます。道路状況にもよりけりですが、気が向けば気になったところにふっと寄り道するのもわりに簡単です。

メリットだけではない!こんなことに注意しよう

ここまでさまざまな原付の魅力を紹介してきましたが、一方で注意しなければならない点もありますので、もし「楽しい原付ライフ」を目指したいとお考えであれば、あわせて心に留めておいていただければと思います。

スピードの出し過ぎに注意


先にも書いた通り、原付の最高速度は30km/h。ところがもともと原付は30km以上のスピードが出せる設計になっている上、横に自動車が走っていると、つい無意識にスピードを出してしまうことがあります

特に二車線以上の広い道路で、交通量もそれほどない状況で原付を走らせると、気が付けばスピードメーターが40~50km/hになっていた、なんてこともたまにあります。

以前、取材場所への移動で東京の環状7号線を走っていた際に、後ろから白バイに追われ、話を聞くと「50km/h出てましたよ」と違反キップを切られたことがあります。

泣く泣く違反金を払った一方で「よく50kmも出ていたな…」と結構ビビってしまった覚えがあります。そもそもそれほど頑丈そうな外装ではないので、スピードが出過ぎているとかなり不安、倒れると当然大ケガを負う可能性もありますし…

私の場合はまだ取り締まりというレベルで済みましたが、安全面を考えるとやはり速度違反には注意すべきです。

標識に注意、特に「自動車専用道路」と「二段階右折」


ゆっくり周りの景色を楽しみながら走っていると、つい肝心の標識を見逃してしまうこともあるかもしれません。特に「原付ならでは」の注意すべき標識もありますので、交差点や道幅の変わり目などには十分注意しましょう。

遠出をするときに特に注意すべきところですが、原付は自動車専用道路と指定されている道を通ることができません。

わりに自動車専用道路は一般道から「ここから自動車専用道路」と指定する標識が分かりにくいところもあり、気が付いたら自動車専用道路の中にいた、という状況に陥る可能性もあります。

この道路は一般道の中でもわりに制限速度が高めに設定されているところもあり、原付で通るにはかなり危険です。

かつ当然取り締まりの対照でもあるので、遠出をするときにはできるだけ事前調査をしっかり行って、原付では絶対に入らないことを心がけましょう。

また原付ならではの交通ルールとしてもう一つ上げられるのは「二段階右折」。これも意外に原付ライダー泣かせのルールで、一度や二度は取り締まりの御厄介になった方もおられるのではないでしょうか。ぜひご用心を。

普段のメンテナンスに気を付ける


自動車などと違い、原付は普段からライダー自身のメンテナンスに対する心がけが大事であり、これを怠ると整備不良で取り締まりを受けたり、あるいは最悪事故に巻き込まれたり、そもそも走れなくなったりと目も当てられない事態に陥ります。

ガソリンは無くなると走れなくなるので当然注意が向くのですが、オイル交換は走行距離により判断することが多いため、ライダーが自主的に気を付けておかなければならないポイントです

バイクショップなどでオイル交換を頼むと、基本的には交換時の走行距離を記したシールなどを貼ってくれるので、これを目安に交換タイミングを意識します。

また前面のライト、尾灯、ウィンカーなどの照明関連は発車時に常に確認しましょう。これらに問題がある場合は、「整備不良」として取り締まりの対象となるため、切れていたらすぐ交換するようにします。

またタイヤの空気圧も注意し、ガソリン給油時などにはチェックするようにしましょう。ちなみに私の乗っているスーパーカブは、エンジン動力をチェーンによって後輪に伝えていますので、頻繁にチェーンにオイルを注入するのも大事。これをしないとチェーンも早く傷んでしまいますので。

原付は「自動車とは違う」と意識する


当然のことながら原付は「自動車とは違う」ものでありますが、意外にライダーはそのことを忘れることがあり、それにより無理な運転をしてしまう傾向があるのではないかと思います。

理由はもちろん、原付は自動車と同じ道路を走り、ほぼ同じ規定で運用されていることにあるのではと。

しかし原付には原付ならではの居場所、走る場所があり、ライダーにも走る権利を保障されているわけで、あわてて運転する必要はまったくありません。

そのことをしっかりと認識して安全第一、自分のペースでこの走りを楽しみましょう。

created by Rinker
¥319 (2024/04/27 19:15:56時点 Amazon調べ-詳細)
タイトルとURLをコピーしました