今さら聞けない Claude Code 入門 第3回:コマンドと起動オプション完全リファレンス

Claude Code のコマンドと起動オプションの早見表を表したイメージ図 ITライフハック
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第2回では、Claude Code の基本の使い方を扱いました。

そこで /compact/clear といったコマンドが出てきました。この回では、そうしたコマンドと起動オプションを一覧にまとめます。

読み物ではなく、必要なときに開いて、必要な行を持って帰るための回です。目次から該当箇所へ飛んでください。

先に、よく使う10個を置いておきます。ここだけで足りることも多いはずです。

/help          コマンドの一覧を表示
/clear         会話をまっさらにする
/compact       会話を要約して圧縮する
/context       いま何にどれだけ使っているかを見る
/model         使うモデルを切り替える
/status        いまの設定・契約・接続状況を確認
/rewind        過去の時点まで巻き戻す
/init          CLAUDE.md を作る
/memory        CLAUDE.md を編集する
/exit          終了する

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0. 2種類あります

ターミナルから打つ起動オプションと、Claude Code の中で打つスラッシュコマンドの違いを示した図

混乱しやすいので、最初に整理します。打つ場所が違う、2種類のコマンドがあります。

起動オプション。 ターミナルで claude を起動するときに付けるものです。ハイフンで始まります。

claude --model sonnet

スラッシュコマンド。 Claude Code が動いている最中に、入力欄で打つものです。/ で始まります。

/clear

この記事では、前半でスラッシュコマンド、後半で起動オプションを扱います。

なお、コマンドはバージョンによって増えたり変わったりします。 手元の最新の一覧は、次で確認できます。

/help

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1. 会話を整える

長く使っていると、動作が鈍くなったり、前に言ったことを忘れたりします。そのときに使うものです。

コマンド 何をするか
/clear 会話をまっさらにする。作業の性質が変わるときに
/compact 会話を要約して圧縮する。続きから作業したいときに
/context いま何にどれだけ容量を使っているかを表示
/rewind 過去の時点まで、会話とコードを巻き戻す

使い分け

/clear は、区切るとき。 調査が終わって実装に入る、別の作業に移る、といった場面です。前の会話は残りません。

/compact は、続けるとき。 それまでの内容を要約して圧縮するので、話の流れを保ったまま容量を空けられます。

/compact には、何を残すかを指定できます。

/compact データベース周りの変更点を中心に残して

/context は、確認用。 何が容量を食っているかが見えます。動作が重いと感じたら、まずこれを打つと原因が分かります。


2. モデルと思考量を変える

コマンド 何をするか
/model 使うモデルを確認・切り替え
/effort 思考にかける量を調整
/status いまのモデル・契約・接続状況をまとめて確認

軽い作業は軽いモデルに落とすと、消費が抑えられます。 整形や単純な変換に、いちばん賢いモデルを使う必要はありません。

/status は、困ったときの確認先としても便利です。契約しているプラン、いま選ばれているモデル、接続している外部ツール、そしてインストールの問題まで、まとめて表示されます。


3. 会話を保存して、あとから戻る

前回の会話を続ける方法と、名前を付けたセッションに戻る方法を示した図

Claude Code は、会話を自動的に保存しています。 ターミナルを閉じても消えません。

コマンド 何をするか
/resume 保存された会話の一覧から選んで戻る
/rename いまの会話に名前を付ける
/branch いまの会話から枝分かれさせる
/export 会話の記録を書き出す

3-1. 名前を付けておくと、あとが楽

作業が長引きそうなときは、最初に名前を付けておくと便利です。

/rename ログイン機能の改修

あとから /resume で一覧を開いたときに、どれがどれか分かります。名前がないと、日時だけが並ぶので探しにくくなります。


4. ファイルと作業範囲

コマンド 何をするか
/add-dir 見る対象のフォルダを追加する
/init プロジェクトを解析して CLAUDE.md を作る
/memory CLAUDE.md を開いて編集する

4-1. /add-dir は絞って使う

別のフォルダも見せたいときに使います。

/add-dir ../shared-library

ただし、大きなフォルダを丸ごと足すと、読み込む量が増えて動作が重くなります。 必要な階層だけに絞ってください。

4-2. /init は最初に一度

プロジェクトのフォルダで /init を実行すると、中身を解析して CLAUDE.md という設定ファイルの下書きを作ってくれます。

CLAUDE.md は、このプロジェクトのルールをAIに伝えるためのファイルです。詳しくは第4回で扱います。


5. 設定・診断・その他

コマンド 何をするか
/help コマンドの一覧とヘルプ
/permissions 許可する操作の設定
/mcp 外部ツール連携の状態を確認・管理
/agents サブエージェントの管理
/doctor インストール状態の診断
/terminal-setup 改行のキー設定などを調整
/login /logout ログイン・ログアウト
/exit 終了

/permissions は第4回、/mcp/agents は第5回で詳しく扱います。

5-1. 改行が打てないとき

入力欄で改行しようとして Enter を押すと、そのまま送信されてしまいます。改行を打てるようにするには、これを一度実行します。

/terminal-setup

以降、Shift + Enter で改行できるようになります。長い指示を書くときに、かなり楽になります。


6. 用途から引く早見表

やりたいことから対応するコマンドを引く早見表のイメージ図

「あれ、何だったっけ」というときは、ここから引いてください。

やりたいこと 打つもの
使えるコマンドを知りたい /help
会話をまっさらにしたい /clear
話の流れは残して容量を空けたい /compact
何が容量を食っているか見たい /context
さっきの状態に戻したい /rewind または Esc を2回
いま動いているものを止めたい Esc を1回
モデルを変えたい /model
いまの契約や設定を確認したい /status
前回のつづきから始めたい claude --continue
特定の会話に戻りたい /resume または claude --resume
別のフォルダも見せたい /add-dir
プロジェクトのルールを作りたい /init
ルールを編集したい /memory
外部ツールの接続を確認したい /mcp
動きがおかしい /doctor
改行が打てない /terminal-setup
終了したい /exit

7. 起動オプション

ここからは、ターミナルで claude を起動するときに付けるものです。

7-1. よく使うもの

オプション 何をするか
-c, --continue このフォルダの直前の会話を続ける
-r, --resume 会話を指定して再開する
-p, --print 対話せずに1回だけ実行して終了
--model 使うモデルを指定
--add-dir 見る対象のフォルダを追加
--permission-mode 権限の扱い方を指定
-v, --version バージョンを表示

7-2. 前回のつづきから始める

いちばん使うのが、これだと思います。

claude --continue

短く claude -c でも同じです。そのフォルダで最後にしていた会話が復元されます。

名前を付けてあるなら、指定して戻れます。

claude --resume ログイン機能の改修

--resume を引数なしで実行すると、選択画面が開きます。

7-3. 対話せずに1回だけ実行する

-p を付けると、聞いて、答えて、終了します。結果を他のコマンドに渡したいときに使います。

claude -p "このリポジトリが何をするものか説明して"

スクリプトの中に組み込むこともできます。

7-4. 権限の扱いを指定する

第2回で扱った3つのモードは、起動時にも指定できます。

claude --permission-mode plan

指定できる値は、plan(読むだけ)、acceptEdits(編集を自動許可)、automanualdontAskbypassPermissions などです。

bypassPermissions は、すべての確認を飛ばします。 何が起きても止まらないので、内容を完全に把握している場合を除いて、使わないでください。

7-5. モデルを指定して起動する

claude --model sonnet

軽い作業だと分かっているときに、最初から軽いモデルで起動する使い方です。

7-6. サブコマンド

claude には、いくつかのサブコマンドがあります。

サブコマンド 何をするか
claude doctor インストール状態を診断
claude update 更新を確認して適用
claude mcp 外部ツール連携の設定
claude plugin プラグインの管理
claude agents バックグラウンドのセッションを管理

困ったら claude doctor です。インストール、バージョン、認証、パスの問題をまとめて調べてくれます。

7-7. すべてのオプションを見る

claude --help

手元のバージョンで使えるものが、正確に表示されます。この記事の一覧と食い違っていたら、そちらが正しいと思ってください。


8. キーボード操作

コマンドではありませんが、覚えておくと速くなるものです。

キー 何が起きるか
Esc 1回 実行中のものを止める
Esc 2回(入力欄に文字あり) 書きかけを消す( で戻せる)
Esc 2回(入力欄が空) 巻き戻しメニューを開く
Ctrl + C 中断。何も動いていなければ終了方向
Shift + Tab モードを切り替える
Shift + Enter 改行(/terminal-setup の実行後)
前に打った内容を呼び出す
Ctrl + V 画像を貼り付け(Mac でも Cmd ではない)

8-1. @ と ! と /

入力欄の先頭で使う3つの記号です。

@ はファイルの指定。 打つと候補が出ます。

@src/index.js のエラー処理を見てください

! はターミナルのコマンド実行。 Claude Code を終了せずに実行できます。

!git status

/ はスラッシュコマンド。 この記事で扱ってきたものです。


9. 自分でコマンドを作る

よく使う指示は、自作のスラッシュコマンドにできます。

プロジェクトの .claude/commands/ フォルダに、Markdown ファイルを置くだけです。ファイル名が、そのままコマンド名になります。

mkdir -p .claude/commands
echo "変更したファイルの一覧と、それぞれの変更理由を一行でまとめてください" > .claude/commands/summary.md

これで /summary と打てるようになります。

全プロジェクトで使いたい場合は、~/.claude/commands/ に置きます。

毎回同じことを打っていると気づいたら、ファイルにしてしまうのが早いです。


まとめ

  • コマンドは2種類。起動時に付けるものと、動作中に打つもの
  • 迷ったら /help。手元のバージョンの正確な一覧が出る
  • 会話が重くなったら /context で原因を見て、/compact/clear
  • 前回のつづきは claude --continue。長い作業には /rename で名前を付ける
  • 困ったら claude doctor
  • 改行が打てないときは /terminal-setup
  • よく使う指示は .claude/commands/ に置いて自作コマンドにする

コマンドはバージョンで増減します。 この記事は2026年8月時点のものです。手元で /helpclaude --help を叩いたものが、いつでも正解です。

次回は、設定ファイルの書き方を扱います。確認のたびに手が止まって煩わしい、あるいは逆に何でも実行されてしまって不安、という方向けの回です。どこまで許して、どこで止めるかを、自分で決められるようになります。

※本記事の情報は2026年8月時点のものです。コマンドやオプションは変更されることがあるため、最新の情報は /helpclaude --help および公式ドキュメントをご確認ください。

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