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【WordPress】DNSプリフェッチについて:解説と効果的な設定

WordPress ITライフハック
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まず始めに、DNS プリフェッチ(DNS Prefetch)とは何かについて説明します。DNSプリフェッチとは、ウェブブラウザがページのリンクを先読みし、それらのリンク先のドメイン名解決(DNS解決)を事前に行うことで、ユーザーがリンクをクリックしたときの待ち時間を短縮するテクノロジーのことです。

通常、ウェブブラウザがウェブページを表示する際には、URL に含まれるドメイン名をIPアドレスに変換するプロセスが必要です。このプロセスを「DNS解決」と呼びます。しかし、DNS 解決には時間がかかることがあり、それがウェブページの読み込み速度を遅くしてしまうことがあります。

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DNS プリフェッチとは

ここで DNS プリフェッチの役割が登場します。DNS プリフェッチは、ブラウザが DNS 解決を事前に行うことで、ユーザーがリンクをクリックしたときの待ち時間を短縮します。これにより、ウェブサイトのパフォーマンスが向上し、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

次に、WordPress で DNS プリフェッチを設定する方法について説明します。

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WordPress での DNS プリフェッチの設定

WordPress で DNS プリフェッチを設定するには、主に以下の2つの方法があります。

マニュアルでの設定

マニュアルで DNS プリフェッチを設定する場合、まずは WordPress のテーマファイルにコードを追加する必要があります。例えば、具体的には、現在使用しているテーマの functions.php ファイルに以下のようなコードを追加します:

function adddnsprefetch()
    echo '
        <link rel="dns-prefetch" href="//example.com">
        <link rel="dns-prefetch" href="//cdn.example.com">
        <link rel="dns-prefetch" href="//fonts.googleapis.com">
        <link rel="dns-prefetch" href="//ajax.googleapis.com">
        <link rel="dns-prefetch" href="//apis.google.com">
    ';
}
addaction('wphead', 'adddnsprefetch', 0);

このコードは wphead アクションフックを利用して、 <head> タグ内に DNS プリフェッチ用のコードを追加します。href 属性の値は、プリフェッチしたいドメインに変更してください。

プラグインやテーマを利用した設定

DNS プリフェッチを手軽に設定する方法として、対応しているプラグインやテーマの利用があります。WordPress のパフォーマンス向上を目指すプラグインやテーマの中には、DNS プリフェッチの設定機能を持つものもあります。

例えば、LiteSpeed Cache といったプラグインや Cocoon といったテーマでは、設定画面から簡単に DNS プリフェッチを設定できます。これらのプラグインやテーマを利用すれば、プログラミングの知識がなくても DNS プリフェッチを有効にすることが可能です。

DNS プリフェッチの効果と注意点

DNS プリフェッチはウェブページの読み込み速度を向上させることができますが、全てのケースで効果があるわけではありません。ページ内で頻繁に参照される外部ドメインや、大量のリソースを読み込む外部ドメインに対しては、特に効果が期待できます。

しかし、必要以上に多くのドメインに対して DNS プリフェッチを行うと、ブラウザのリソースを無駄に消費し、逆にパフォーマンスを低下させる可能性もあります。また、すべてのブラウザが DNS プリフェッチに対応しているわけではないため、その点も注意が必要です。

まとめ

以上が WordPress の DNS プリフェッチについての詳細な説明と効果的な設定方法です。DNS プリフェッチはウェブページのパフォーマンス向上に役立つ重要なテクノロジーです。ただし、その設定は適切に行うことが重要であり、必要以上に多くのドメインに対してプリフェッチを行わないように注意しなければなりません。

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