世界平和につながる!?フェアトレードコーヒーについて

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1,はじめに
皆さんはコーヒーを飲まれますでしょうか? 大好きで毎日飲んでいる方や自分でコーヒー豆をブレンドしてこだわりのコーヒーを作っている方もいらっしゃるでしょう。
ですが、もしそのコーヒーを飲むことによって世界の誰かが傷ついているとしたらどうでしょうか? ちょっと気分が良くないですよね。
実はこういった問題は現在進行形で起こっています。コーヒー豆の買取価格が安すぎて発展途上国の生産者の生活が成り立たないのです。コーヒー豆だけでなく、チョコレートや綿の洋服などでも同じような問題が起こっています。そして、それらの問題を解決するかもしれないのが「フェアトレード」。「名前だけは聞いたことがある」という方もいらっしゃるかもしれません。
今回はフェアトレードの意味や歴史、商品の見分け方をコーヒーを例に分かりやすく解説していきます。

2,フェアトレードとは? フェアトレードが生まれた背景
そもそもフェアトレードとはどういう意味なのでしょうか。名古屋市のホームページに書かれているフェアトレードの説明を引用してみます。
「フェアトレードは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、生産者や労働者の生活改善と自立を目指していくもの」(引用:名古屋市 フェアトレード)
ちょっと難しいですね。簡単に言い換えてみますと、
・値切りすぎて売り手(生産者)が食べていけない状態を生み出さない
ということです。
例えば会社員として勤めている人が、急に会社から「今月は給料80%カットで」と言われたら困りますよね? 普段給料として会社から従業員にお金が流れているところで、会社が不当に給料を値切ったらこんなことになってしまいます。
今の例は働いている皆さんが被害者になっていましたが、普段の生活では加害者になってしまっているかもしれません。例えばコーヒー。原料のコーヒー豆はブラジルやベトナムなどの発展途上国で作られていることが多いのですが、買い手から不当に安く買い叩かれた結果生産者に十分なお金が行きわたらず、生活に困っているケースがあります。その買い手とは他ならぬ私たちです。私たち消費者側が発展途上国の商品や原料を不当に値切る形になってしまっているわけです。
「そんなことを言ったって、私は普通に買い物をしているだけだし、どうしようもないよ!」と思われた方もいらっしゃるでしょう。ここで登場するのが「フェアトレード」です。

3,フェアトレードの歴史
このような不公平な取引に対して「何とかしよう」という動きは第二次世界大戦が終わったころからアメリカで始まりました。初めは慈善事業として、多少品質が悪くてもお金をプラスして払うことで生産者を支援していました。しかし、品質が悪いとフェアトレードに関心のある一部の人にしか売れなかったため、品質も重視した上で、後に対等な貿易事業として成り立っていくことになります。
水がなくて困っている人にただ水を差し出すのではなく、井戸の掘り方を教えてあげることで自分で水を確保できるようになる、すなわち「自立」ができるように支援する形に変わっていったのですね。

4,フェアトレード商品の見分け方(コーヒーを例に)
それではフェアトレードに興味がわいて「買ってみたい!」となったとき、フェアトレードの商品とそうでない商品をどう見分けたら良いのでしょうか? ポイントは、
・認証マークがあるかどうかを確認すること
です。
フェアトレード認証マーク
まが玉のような形が入ったマークですね。
このマークを商品に付けるには「取引の際に最低価格を保証する」、「児童労働をさせていない」、「農薬の量を減らす」といった国際フェアトレード基準を満たしていなければなりません。このマークがあれば、厳しい基準をクリアした本物のフェアトレード商品だと見分けられます。
例えばコーヒーであれば、イオンのプライベートブランドである「トップバリュ」が販売している「フェアトレード グアテマラブレンド ドリップコーヒー」という商品があります。グアテマラ産とタンザニア産のコーヒー豆がブレンドされたものですが、パッケージの表面に国際フェアトレード認証ラベルが付いており、生産者の生活にも気を配ったものであることが分かりますね(この商品はそもそも商品名に「フェアトレード」と書いてあるので認証マークを見なくても分かりますが)。
「自分でコーヒーを作るのは手間だ。仕事の休憩中に手軽に飲めるものはないのか?」と思う方もいらっしゃるでしょう。実はコーヒーチェーンのスターバックスでもフェアトレードのコーヒーを店頭で飲むことができます。毎月20日に「フェアトレード イタリアン ロースト」という国際フェアトレード認証を受けたコーヒー豆をアイスコーヒーとして飲むことができるようです。日にちが限定されてしまうのは残念ですが、仕事の合間にコーヒーを飲む方や散歩の途中でスタバに立ち寄るのが日課だという方は試してみてはいかがでしょうか。大好きなコーヒーを飲みながら作り手のことまで思いやることができ、すっきりとした気持ちで一日を過ごせるかもしれませんよ。

5,まとめ
ここまでフェアトレードについて見てきました。まとめますと、
・フェアトレードとは「値切りすぎて売り手(生産者)が食べていけない状態を生み出さない」取引の方法のこと
・私たちが発展途上国から商品を仕入れる際、不当に安い値段で買っているケースがある。それによって生産者の生活が成り立たなくなってしまっている
・生産者が自立して生活していけるよう、フェアトレードの考え方をもとにした取引がアメリカで始まり、世界に拡大していった
・フェアトレードの商品かどうかを確認するには「認証マークが付いているか」を見る
・身近な商品であるコーヒーにもフェアトレード商品が存在する
このようになります。
私たちが飲むコーヒー一杯から世界の人々の暮らしを良くしていくことができます。興味を持った方はぜひ認証マークのついた商品を購入してみてください。

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