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今を生きる人必読「13歳からの地政学」

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子供向けと侮ることなかれ「13歳からの地政学」

 

田中 孝幸さんの「13歳からの地政学」

この読んだ理由ですが本屋の目立つところにあったし、
地政学ってなんかテレビで聞いたことがあるなあと
少し気になり手に取りました

13歳からのとある通り内容もとても読みやすくわかりやすい
そして大人が読んでも勉強になる本でした。

本書は7章まであり、今回は1章を要約していきます。  

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この本を読んで欲しい人

    • 今のニュースがよくわからない
    • 日本が平和なら世界情勢は関係ないよね
    • 日本の未来を考えたい

こんなことを考えている人はぜひこの本を読んでください。
勉強したいという気持ちが高まると思います。  

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そもそも地政学とは

地政学は、地理的な要素と政治的な要素を結びつけ、
国家や地域の国際関係や地政戦略を研究する学問です。

地政学は、国家の領土や国境、資源、地形、気候、文化的要素などの地理的な要素が、
国家の政治的な意思決定や行動にどのように影響を与えるかを分析します。

地政学の主な目的は、国家や地域の安全保障や外交政策、
領土の獲得や維持、 地域間の勢力関係の解析などを通じて、
国際政治の理解と予測を支援することです。

また、地政学は地域の資源や地理的利益の最適な利用方法や、
地政戦略の立案や展開にも関与します。

地政学の研究は政府や軍事機関、国際機関、学術研究機関などで行われ、
国際関係や地政戦略の専門家やアナリストによって活用されています。  

本の構成

登場人物はこの3人です

    • 高校一年生の大樹
    • その妹の中学一年生の杏
    • アンティークショップの店長、通称カイゾク

3人の7日間の対話形式になっていてとても読みやすいものとなっています。  

世界の核事情

今いろんな国が核ミサイルを保有していますが
アメリカの核ミサイルってどこにあると思いますか?

知ってるよ。

大統領がボタンを押すと地面が割れてそこから発射されるんでしょ!

映画で見たことあるぞ!

こう思っていた人も少なくないんじゃないでしょうか。

答えは「海の中」原子力潜水艦に積んでいます。

それはなぜかというと、国同士で戦争になった場合
核兵器がある場所が明らかになっていると真っ先にそこが狙われるからです。

核兵器は

    • 原子力潜水艦
    • 海の中からミサイルを発射する力
    • 潜水艦を隠すための深く、自分の縄張りにできる安全な海

この3つを確保できて初めて最強のアイテムになるのです。

中国が南シナ海を欲しがっているのは中国にある海(黄海)が
原子力潜水艦を隠すには浅すぎるので、この深い海が欲しいからなのです。

アメリカのTikTok禁止案

Tik Tokがアメリカで使用制限されるされないという話ですが
これがなぜかというとTik Tokの運営が中国の会社で
中国は政府から求められれば情報を提供しないといけない法律があるから
という背景があるのです。

こういった私たちの身近に起こっていることが
地政学を学ぶことで、より深く理解できるようになるのです。

貿易が海路中心なのはなぜ

世界中の貿易の9割以上が海を通っています。

なぜ海で運ぶのかというと、
陸路はいろんな国を通過するのでその度税金を払う必要があるし
手続きが大変でスケジュール通りにいかないのです。

また安定して確実に物を運べるようになっている地域は一部となっています。

その点船は一度荷物を積めば目的地の港に運ぶだけでいいのです。

海を立体的に見てみよう

最も大きな海は太平洋で二番目に大きい大西洋の2倍の広さです。
深さに関しては太平洋の深さは4,200mで大西洋は3,300mです。

ちなみに排他的経済水域ってご存知でしょうか。

自国の縄張りで、そこで採れた魚や資源はその国のもので
他国は勝手に採ったりできません。
立体的に見てみると深ければ深いほど縄張りが広くなるのでお得なのです。

ちなみに自国の縄張りに収めている海水の堆積日本は
世界で何位くらいだと思いますか?

日本は小さいけど
周りが海だから10位前後じゃないかなあ

 

 

実は4位なんです。

水深6,000m以上の深海だけをみると世界で
最も大きい海水堆積を持っているのは日本だという報告もあります。  

今後の日本

日本は小さい島国と言うけど世界での存在感は大国の部類です
ただ経済の面から見ると今はほとんど成長していません。

経済成長に必要なものが2つあります。

    • 新しい技術
    • 人の数

日本は人口が減っていて、平均年齢が40歳後半と先進国の中でもかなり高いです。
ちなみに東南アジアの平均年齢は29歳で 人口1億人を超えるフィリピンでは24歳です。

最強の国であるアメリカは38歳と日本よりは低いです。
これには理由があり人を増やすには2つの方法があります。

    • 子供をたくさん作ること
    • 国の外から若い人に来てもらうこと

アメリカは移民が多いので日本より平均年齢が下がっているのです。

今から子供をたくさん作るということはかなり難しいので
これから日本が経済成長をしていくためには
この先いろんな人種の人たちを日本人として受け入れていく時代になっています。  

最後に

「今の当たり前は、未来の当たり前ではない」

13歳からの地政学/田中 孝幸

この言葉を聞いてハッとしました。

確かに今は日本は核を持つべきではないという意見の方が多いと思います。

しかし、周りの国の動向だったり、
核を経験した世代がいなくなったときにこの先ずっと反対だと言えるのか。

また、まさか令和に入って戦争が起こるなんて思わなかったけど
実際に今起こっているという事実があります。

私たちにできることは何かを考えたとき、
やはり、いざ選択の時が来たときに正しい選択ができるように
日々勉強して行くしかないのかなあと本書を読んで感じました。

今回は1章だけの紹介となりましたが
今この時代を生きている人にぜひ読んで欲しい一冊となっています。

この記事を見て興味が出た人は ぜひ一度手に取ってみてください。

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