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ChatGPTによって、発達障害を抱える人たちのコミュニケーションはどう変化するか

ITライフハック
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発達障害を抱えるライター、くまたろうです。私はADHDと自閉症スペクトラムを持っています。

発達障害を抱える私にとっては、普通の人(定型発達)の人が当たり前に行っていることは、時として難しいものがあります。特にコミュニケーションに困難を感じています。

そこで私はAI技術を活用して、日常の困りごとを軽減させています。特にChatGPTは欠かすことができなくなってきました。この記事では、ChatGPTが発達障害を持つ人々のコミュニケーションの悩みをどう解決できるのか、また潜在的なリスクは何かを見ていきましょう。

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発達障害を抱える人の困りごと

まずは、発達障害を抱える人が抱える困りごとをご紹介します。困りごとは人によって様々ですが、私自身のエピソードをお話したいと思います。

私は人への頼み事が非常に苦手です。たとえば、仕事を依頼するときなどに、その人の状況や表情、気持ちを汲み取って適切なタイミングで会話を切り出すことが難しいのです。

また、仕事のやり直しを依頼するときも同様で、気づかないうちに相手を不快にさせてしまうことがあります。しかも、その相手が怒っている原因がなんなのかを理解するのが難しいです。

私の一挙一動は、時に相手を激しく怒らせてしまいます。それを回避するためには大量のエネルギーが必要で、結果として私はうつ病などのメンタルの不調を引き起こし、就労が難しくなってしまいます。

これらの体験は、発達障害を抱える人たちが日々直面している困難の一例です。他には「マルチタスクが苦手」「ミスが多い」などがあり、業務評価を著しく下げることになります。

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苦手なコミュニケーションをAIが手助け

前述した通り、私は他の人とのコミュニケーションや相談が苦手です。そのため、学校や職場では人間関係の問題を引き起こしてしまうことが多かったです。

そんなとき、AI技術であるChatGPTが私の助けになりました。AIに質問をすることで、自分以外の視点を持ちながら仕事に取り組むことができました。AIは感情を持たず、怒ることもありません。また、同じ質問を何度も繰り返しても気にしません。

これに対して、人間相手だと「自分で調べてから聞いてほしい」とか「前にも同じことを言ったはずだ」といった感情的な反応が返ってくることがあります。しかし、AIはそういったことはありません。そのため、私はストレスなく質問を繰り返し、自分が納得いく答えが出るまでAIに相談をしています。

結果として、AIの活用により私の仕事の質が大きく向上しました。私は楽観的な思考があり、軽率な判断をしがちです。また、計画通りに物事が進まなくなると思考が停止してしまうことがあります。その特性をAIが上手くカバーしてくれています。

AIが持つ他の可能性

他のAI活用例も考えてみましたのでご紹介します。

専門知識・技術が必要な仕事への就労

AIの活用により、専門知識・技術が必要とされる仕事でも、自分の仕事にできる可能性が広がります。例えば、画像生成AIを利用することで、デッサン力がなくてもイラストレーターとして活躍できる可能性があります。AIが高品質なイラストを生成するため、発達障害を持つ人でも個性的な作品を提供できるでしょう。

個人の強みを活かした職業へのチャレンジ

発達障害を持つ人が得意とする分野や特性を活かして、AIを活用した職業に挑戦することができます。たとえば、文章を書くことが苦手でも、面白いアイデアを思いつくことが得意な場合、文章生成AIを活用しながら作家としての才能を発揮することができます。

AIの技術が進歩し続けているため、このようなチャンスはますます広がっています。AIは発達障害を持つ人々にとって、クリエイティブな雇用の機会を提供する可能性があると信じています。

AI活用の注意点

発達障害を抱える人に限らずAIを使用する際には、以下のようなリスクが存在する可能性があります。

依存度の増加

AIとの対話が発達障害を持つ人にとって非常に便利で有用な場合、過度に依存してしまう可能性があります。これにより、実際の対人関係やコミュニケーション能力が低下する可能性があります。

社交的なスキルの不足

AIとの対話では、厳しいフィードバックを受けることもなく、相手の感情を理解する必要がありません。そのため、AIに頼りすぎることで、人との実際の対話や相互作用に必要な社交的なスキルが不足する可能性があります。

個人情報の漏洩

AIとの対話には、利用者が注意を払わない場合、個人的な情報が含まれることがあります。適切なセキュリティ対策がなされていない場合、個人情報が漏洩するリスクがあります。

偏った情報を鵜呑みにしてしまう

AIは学習データに基づいて応答するため、偏った情報やバイアスを持つ可能性があります。発達障害を持つ人がAIからの情報を鵜呑みにすると、誤った情報や偏見を受け入れるリスクがあります。

人間の代替にはならない

AIは便利なツールですが、人間とのコミュニケーションや対話の代替にはなりません。人間関係や社会的なスキルを発展させるためには、実際の対話や相互作用が必要です。

これらのリスクに対処するためには、AIがどのようなものかを正しく知る必要があります。ネットニュースの見出しを見て「AIは素晴らしい」「AIは危険だ」と判断するのではなく、複数の情報源と照らし合わせることが重要です。

自動車という乗り物は便利な道具ですが、誤った使い方をしてしまうと人命に関わるような大事故を引き起こしてしまいます。AIも同様で、技術そのものが危険なのではなく、その使い方や管理のしかたが重要に思います。


まとめ

私は自分自身の体験から、AIの力を借りることで、現実の正解で報われなかった努力が開花する可能性を感じています。AIの活用には確かにリスクが存在しますが、私たちは正しい知識を持つことが重要だと考えています。

AIに少しずつ触れながら、新たなチャレンジに挑戦してみることもおすすめです。私は未来の発達障害の克服や就労の可能性を広げるために、AIにいち早く触れ適切に使いこなしていこうと思います。

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