Macでファイルをフォルダにドラッグしたまま、少し待つ。するとフォルダが自動的に開いて、中身が見えます。
この機能を「スプリングローディング」といいます。
アクセシビリティの設定を見ていて、この名前が目に入って「何だろう」と思った方も多いと思います。
この記事では、この機能が何なのかと、開くまでの速さを変える方法、そしてオフにする方法を書きます。
現在のmacOSの「システム設定」の画面で説明します。
スプリングローディングとは
ドラッグしたまま待つと、フォルダが開く機能です。
ファイルをフォルダの上に重ねて、そのまま動かさずにいると、数秒でそのフォルダが開きます。 開いた先に、さらにフォルダがあれば、同じことを繰り返せます。
つまり、ドラッグしたまま階層をたどっていけます。
深い場所にファイルを移動したいとき、いちいちウインドウを開き直さなくて済みます。
Spaceキーですぐ開く
待つ時間が惜しいときは、Spaceキーを押します。
ドラッグしたまま、フォルダの上でSpaceキー。待たずに、その場で開きます。
これを繰り返せば、下の階層へ次々に入っていけます。
フォルダ以外にも効きます
意外と知られていないのですが、フォルダ以外でも動きます。
Finderの「戻る」「進む」ボタン。 ドラッグしたまま重ねると、表示が切り替わります。
Dockのアプリのアイコン。 ファイルをドラッグしたまま重ねると、そのアプリが前面に出ます。
Finderのサイドバー。 フォルダの項目に重ねると、そこが開きます。
移動先が別のウインドウにある場合も、ドラッグを中断せずにたどり着けます。
開くまでの速さを変える
この「開くまでの時間」は、設定で変えられます。
手順は4つです。
- 画面左上のアップルメニューから「システム設定」を開きます。

- 左のメニューから「アクセシビリティ」を選びます。
- 「ポインタコントロール」を選びます。

- 「スプリングローディング」のオン/オフと、「スプリングローディングの速さ」のスライダーが表示されます。

スライダーの向き
左(短い側)に動かすと、早く開きます。
右に動かすと、開くまでの時間が長くなります。
ファイルの移動をよくする方は、短めにすると作業が速くなります。
ただし、短くしすぎると、通り過ぎただけのフォルダが開いてしまうことがあります。少しずつ試して、ちょうどいいところを探してください。
古い記事との違いに注意
この設定は、以前は「システム環境設定」の中にありました。
現在のmacOSでは「システム設定」に変わっていて、画面の作りも違います。
検索して出てくる解説の中には、古い画面のまま書かれているものがあります。項目が見つからない場合は、そのためかもしれません。
オフにする方法
この機能が邪魔だと感じる方もいると思います。
ドラッグの途中で意図しないフォルダが開いてしまう。作業中に画面が切り替わって戸惑う。そういう場合は、オフにできます。
上の手順で設定画面を開いて、「スプリングローディング」のスイッチをオフにしてください。
オフにすると、ファイルをフォルダにドラッグしても、自動では開かなくなります。
オフにしなくても、遅くすれば済むことがあります
完全に切る前に、速さを遅くしてみてください。
誤動作の多くは、反応が速すぎることが原因です。スライダーを右に寄せるだけで、気にならなくなることがあります。
機能自体は便利なので、まず調整を試すことをおすすめします。
効かないときの確認
設定したのに動かない場合、いくつか原因が考えられます。
スイッチがオフになっていないか
まず、これを確認してください。 速さのスライダーだけを見て、オン/オフを見落としていることがあります。
待つ時間が足りていないか
スライダーが右寄りだと、開くまでに時間がかかります。
数秒待っても開かない場合は、設定が長めになっている可能性があります。
ドラッグが途切れていないか
指やボタンを離すと、そこで終わります。
トラックパッドの場合、押し込んだまま維持する必要があります。 力が抜けると、ドラッグが終了します。
フォルダ以外に重ねていないか
ファイルの上に重ねても、開きません。 フォルダ、または前述の対象に重ねてください。
Windowsでも同じことができるか
Windowsにも、似た動きがあります。
エクスプローラーでファイルをドラッグしてフォルダの上で待つと、そのフォルダが展開されます。
ただし、Macのように「開くまでの速さ」を設定で細かく変える項目は、標準では用意されていません。
設定で調整できるのは、Macの利点だと言えます。
まとめ
- スプリングローディングとは、ドラッグしたまま待つとフォルダが自動で開く機能
- Spaceキーを押せば、待たずに開く
- フォルダ以外にも効く。戻る/進むボタン、Dockのアイコン、サイドバー
- 設定はシステム設定 → アクセシビリティ → ポインタコントロール
- スライダーを左で早く、右で遅く
- 邪魔ならオフにできるが、まず遅くするだけで済むことも
- 効かないときは、スイッチ/待ち時間/ドラッグの維持/重ねる対象を確認
- 設定の場所は、以前の「システム環境設定」から「システム設定」に変わっている
ファイルの整理をよくする方なら、速さを少し短くするだけで、作業の感触が変わります。 一度試してみてください。


