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【体験談】ひきこもり中に感じていた不安・恐怖(当事者編②)

ひきこもり、不安、恐怖、克服 プロステイホーマーの道
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ひきこもり、当事者、不安、恐怖、克服

「ひきこもり経験者が体験を語るシリーズ」です。前回に引き続き、ひきこもり時代に感じていた、不安や恐怖をお話ししたいと思います。全4部構成になっています。

1部:当事者が感じていた不安・恐怖
2部:当事者の不安・恐怖を減らすために効果的だったこと
3部:家族が感じていた不安・恐怖
4部:家族の不安・恐怖を減らすために効果的だったこと

今回は2部の当事者編です。不安や恐怖を軽減するヒントになるような内容となっています。

当事者の方はもちろん、ご家族の方が読むことで「不安や恐怖を減らすお手伝い」に繋げやすくなると思います。

不安や恐怖を減らすにはポイントが2つあります。それは「不安・恐怖は消せないこと」「根本解決と応急処置を使い分けること」です。これから、この2つの詳細をご説明したあと、実際に私がやっていた具体例を挙げていきます。

それでは本題に入りましょう。

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不安・恐怖は消せない

ひきこもり、不安、恐怖

1つめのポイントは「不安・恐怖は消せない」と考えることです。

理由は、仮に消せたとしても必ず別の不安・恐怖がやってくるからです。消そうとするよりも「小さくする方法」や「小さくできた不安や恐怖との付き合い方」を習得した方が、経験上ストレスが小さくなるように感じます。

また、達成できない目標を持つことでモチベーションの維持が難しくなります。一向に不安や恐怖が消せないことで「やっても無駄だ」と諦めてしまいます。

それならば「少し不安が減ってきたぞ」と効果を実感しながら、前向きに生きる方が、経験上楽しく過ごせたと思っています。

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根本解決と応急処置を使い分ける

2つめのポイントは、「根本解決」と「応急処置」を使い分けることです。

理由は、それぞれに目的と効果が違うからです。ではひとつずつ分けてご説明します。

根本解決とは

ひきこもり、根本解決

根本解決を図る目的は、「不安・恐怖そのものを小さくする」ことです。例えるなら火事の出火原因を取り除いたり、火元に水をかけるようなことです。

効果としては、不安や恐怖の根本的な原因を小さくすることで、安心感が得られるようになります。自分を苦しめている問題が、どんどん小さくなっていくことで不安や恐怖は減っていきます。しかし、デメリットとしては、やること自体が困難だったりします。

例えると、不安や恐怖の根本原因が学校や職場の人間関係だったとします。それをすぐに取り除くことは難しいと思います。転校や転職といった対応がすぐにとれるわけではありません。もちろんその対応にもリスクが伴います。そのため短期間で効果を出すことが難しくなります。

応急処置とは

ひきこもり、応急処置

応急処置を図る目的は、「今以上に不安・恐怖を拡大させないため」です。例えるなら火傷を負ったときに水で冷やすようなことです。すぐに病院へ行くことが望ましいですが難しい場合もあります。そんなときは深刻化しないように応急処置をすると思います。

効果としては、うつ病などの二次症状を防ぐことができます。二次症状は問題を長期化させたり深刻化させてしまいます。応急処置で長期化や深刻化を回避することができます。しかし、デメリットとしては、応急処置だけでは根本解決しないことがあります。

例えると、自分の将来に対して不安や恐怖を抱えていたとします。その不安で今にも心が壊れそうな状態だったとします。まずは心の平穏を取り戻すために「無理をしない」「リラックスできる環境に身を置く」といった応急処置が必要になります。

しかし、いくら家の中でくつろいでいても「将来に対する不安や恐怖」が消えることはありません。不安や恐怖を小さくしていくためには、いずれは「将来どう生きていくか」といった具体的な道筋を考える必要が出てきます。

この「根本解決」と「応急処置」の2つのバランスが大切となります。

私がやっていた具体例

私がひきこもり期間に感じていた不安や恐怖は「現実的な話」でした。今後のお金の問題や就労の問題に強い恐怖を感じていました。それを例にとって、実際に私が行っていた「根本解決」と「応急処置」をご説明します。

根本解決
  • 今の自分に合った働き方を探す
  • その仕事を身につけるための具体的なスケジュールを立てる
応急処置
  • 不安が強くなりすぎて心が壊れそうなときは、無理して考えない
  • 苦しい気持ちを忘れるために好きなゲームに没頭する

私は実際に、このような手段で新しい仕事を得ることができました。しかし、まだまだ収入は微々たるものです。現実的な不安がなくなったわけではありませんが、当時に比べるとかなり小さくすることができました。

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まとめ

ひきこもり、克服

不安や恐怖を小さくできたという経験はとても重要です。

言い換えると「自分の力で不安や恐怖を克服した」ということになります。これはいろんな問題にも応用できます。今後、新しい不安や恐怖が出てきても、対応できる可能性がグッと高まります。

まさにこれが「生きる力」とも言えると思います。

次回は家族編です。家族にひきこもりを持つ方の不安や恐怖をお話ししていきます。

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