Android で Steam のゲームを遊べるアプリ、GameHub。
前回の記事では、手持ちの Ayaneo Pocket S で試して、持っているゲームで、まともに遊べたものは1本もありませんでした。
その GameHub が 6.3.1 に更新されました。もう一度試したところ、結果が変わりました。
結果を先に書きます。5本のうち、3本が遊べるようになりました。

| ゲーム | 前回(6.2.1) | 今回(6.3.1) |
|---|---|---|
| STEINS;GATE RE:BOOT | 試していない | そのまま遊べた |
| 大神 絶景版 | 描画は進むが、操作できない | 全画面になり、マッピングで遊べた |
| UNDERTALE | スティックの上だけ通らない | 「UNDERTALE」のプリセットで遊べた |
| OneShot | 起動しない | 起動せずに落ちる |
| ストリートファイター6 | シェーダーの処理のあとに落ちる | 同じ |
前回の記事では、4本のうち2本が「入力」の問題で止まっている、と書きました。今回、遊べるようになった2本は、どちらもコントローラーの割り当てをし直したものです。見立ては当たっていたようです。
試した環境
端末と、コントローラーの設定は、前回と同じです。変えたのは、GameHub のバージョンだけです。
端末 Ayaneo Pocket S
SoC Snapdragon G3x Gen 2
メモリ 16GB
OS Android 13
コントローラー Xbox 互換モード(前回と同じ)
GameHub 6.2.1 → 6.3.1(apk 版)
試した日 2026年10月19日 前回のバージョンは、6.2.1 だったと思います。
コントローラーのマッピングの開き方
今回の鍵は、コントローラーのマッピング(どのボタンを押すと、ゲームの中で何が起きるかの割り当て)です。
ゲームを起動したあと、画面の右端から左へスワイプすると、サイドバーが開きます。「操作」のページに、マッピングの項目が並んでいます。

項目は2組あります。
- 仮想コントローラーマッピング:画面に出すボタン(バーチャルコントローラー)の割り当て
- Microsoft X-Box 360 pad マッピング:本体のコントローラーの割り当て
それぞれの「マッピングプリセット」を押すと、プリセット(割り当ての組み合わせ)を選ぶ画面になります。ほかの利用者が作って公開したプリセットが並び、そのゲーム用の「ゲーム専用」と、どのゲームにも使う「汎用」の印が付いています。検索もできます。

合うプリセットがなければ、「カスタム」で自分で作れます。コントローラーの絵のまわりのボタンを1つずつ選んで、キーボードのどのキーにあたるかを割り当て、「保存」します。

今回、UNDERTALE は公開されている「UNDERTALE」というプリセットを、大神は自分で作った「Okami HD」というプリセットを使いました。上のサイドバーの画面で選んでいるのが、それです。
3本の結果
STEINS;GATE RE:BOOT:そのまま遊べた

今回、新しく試したゲームです。設定は何も変えずに、そのまま遊べました。
画面の数字は、GPU 28%、CPU 32%、メモリ 55%、CPU の温度 59.2℃、36fps。互換レイヤーは DXVK です。アドベンチャーゲームなので、負荷は軽めでした。
大神 絶景版:全画面になり、マッピングで遊べた
前回は、ウィンドウ表示のまま動き、コントローラーがまったく効きませんでした。
6.3.1 では、まず全画面で表示されるようになりました。これは、バージョンを上げただけで変わったところです。
操作は、マッピングを自分で作り直すと、本体のボタンで遊べるようになりました。
ただ、メニューの選択、決定、キャンセルなどは、本体のボタンだけでは足りませんでした。そこで、バーチャルコントローラー(画面に出るボタン)も表示して、補助に使っています。バーチャルコントローラーにも、大神向けの割り当てを選んでいます。

画面のボタンの表記は、中国語です。「退回」がキャンセル、「确认」が決定、「跳跃」がジャンプ、「笔调」が筆しらべにあたるようです。慣れるまでは、どれが何かを確かめながら押すことになります。
数字は、GPU 22%、CPU 59%、メモリ 53%、29fps。CPU の温度は 76.9℃ で、3本の中ではいちばん高くなりました。前回、ウィンドウ表示のときは64〜65℃でしたので、全画面になったぶん、負荷も上がったのかもしれません。
UNDERTALE:「UNDERTALE」のプリセットで遊べた

前回は、アナログスティックの「上」だけが通らず、先に進めませんでした。
今回は、公開されている「UNDERTALE」というプリセットを選んだところ、上も含めて、支障なく遊べるようになりました。
GPU 3%、CPU 26%、56.8℃、30fps と、負荷はとても軽いままです。表示は、ウィンドウのままでした。
遊べなかった2本
OneShot:起動せずに落ちる
前回と同じく、立ち上がりませんでした。
ストリートファイター6:シェーダーの処理のあとに落ちる
こちらも前回と同じです。クレジット画面のあと、シェーダーコンパイルが終わったところで落ちます。ゲームの画面まで進まないので、マッピングは試していません。
前回の記録では、このときメモリが94%、温度が89.2℃まで上がっていました。入力ではなく、端末の重さの問題に見えます。
前回と比べて分かったこと
止まっていたのは、性能ではなく入力だった
大神と UNDERTALE は、前回も描画は進んでいました。止まっていたのは、ボタンやスティックの入力が、ゲームに届いていなかったからです。
GameHub の側で、コントローラーの割り当てを直したら、遊べるようになりました。前回の記事に書いた「問題は互換レイヤーより下にある」という見立てとも合います。
アップデートで変わるところがある
大神が全画面になったのは、バージョンを上げただけで起きた変化です。GameHub は更新の多いアプリなので、前に動かなかったゲームも、更新のあとに試し直す価値があります。
重いゲームは、まだ厳しい
ストリートファイター6 のように、メモリと温度が限界まで上がるゲームは、変わりませんでした。動く・動かないの分かれ目は、入力の割り当てで直るものと、端末の重さで止まるものの2種類があるようです。
これから試す方へ
- コントローラーが効かないときは、まずマッピングを見直してください。画面の右端から左へスワイプして、サイドバーを開きます。
- ほかの利用者が公開しているプリセットがあります。まず、ゲームの名前で検索してみるのが近道です。なければ、「カスタム」で自分で作れます。
- 本体のボタンで足りない操作は、バーチャルコントローラーで補えます。表記は中国語なので、最初に確かめてください。
- 動かなかったゲームも、アプリを更新したら試し直してみてください。
- 前回の記事に書いた、容量の空けておき方と、Steam へは QR コードでログインすることは、今回も同じです。
まとめ
- GameHub を 6.2.1 から 6.3.1 に更新し、Ayaneo Pocket S で5本試した
- STEINS;GATE RE:BOOT、大神 絶景版、UNDERTALE の3本が遊べた
- 大神は、6.3.1 で全画面になり、自分で作ったプリセット「Okami HD」とバーチャルコントローラーで遊べた
- UNDERTALE は、公開されている「UNDERTALE」のプリセットで、スティックの上も通るようになった
- OneShot は起動せず、ストリートファイター6 はシェーダーの処理のあとに落ちる(前回と同じ)
- 前回止まっていた原因は、性能ではなく入力の割り当てだった
前回は「動かなかった記録」でしたが、今回は「動いた記録」になりました。同じ端末を持っている方は、マッピングから試してみてください。
※本記事は2026年10月19日時点、GameHub 6.3.1(apk 版)で試した内容です。アプリの更新で、状況は変わることがあります。


