WordPressのログインを指紋認証に|Rapls Passkeyでパスワードをやめる

WordPressのログインを指紋認証でおこなえるようにするプラグインのイメージ図 ITライフハック
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WordPressの管理画面に入るとき、毎回パスワードを打っています。
長くて複雑なものにしているので、管理ソフトから貼り付ける。それでも数秒かかります。
1日に何度も入る人なら、この数秒が積み重なります。
指を置くだけで入れるようになる、と言われたらどうでしょうか。
買い物のサイトで見かける、あの仕組みです。パスキーといいます。
WordPressでも使えます。プラグインを1つ入れるだけです。

パスワード入力とパスキーでのログイン手順を比べた図

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パスキーとは何か

ひとことで言うと、パスワードを使わないログイン方法です。
登録するとき、端末の中で鍵のペアが作られます。
片方をサイトに預けて、もう片方は端末から出ません。
ログインするときは、サイトから出された問いに、手元の鍵で答えを返します。
つまり、破れば通る秘密が、サーバー側に置かれていません。

速いだけではありません

パスキーは、偽サイトでは成立しません。
認証のときにドメインが照合されるので、見た目がそっくりでも反応しない。
利用者が騙されても、鍵が渡らない仕組みになっています。

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WordPressで使うと、何が変わるか

ログインが速くなる

指を置くだけです。
パスワードを探して、貼り付けて、送信する。その手順が丸ごと消えます。

ユーザー名が漏れても、困らない

これが、実は大きいところです。
WordPressは、投稿者の名前を外に出す経路をいくつも持っています。
投稿者アーカイブ、外部から取得できる情報、ページのソース。
塞いだつもりでも、どこかから漏れます。
名前が割れると、残る防御はパスワードだけになります。
パスキーなら、名前が分かっても総当たりの対象がありません。

使い回しの巻き添えを受けない

どこか別のサービスからパスワードが漏れて、それを使って試される。
実際に起きている攻撃です。
パスキーは、サイトごとに別の鍵になります。使い回しようがありません。

Rapls Passkey を使ってみる

WordPress向けのパスキープラグインです。無料版があって、そのまま使えます。

Rapls Passkey – WordPress.org

プラグインを入れてパスキーを登録するまでの3ステップを示した図

入れてから、使えるまで

やることは3つです。
プラグインを入れて、有効にする。
自分のプロフィール画面から、パスキーを登録する。
一度ログアウトして、試す。
設定ファイルを触る必要はありません。 管理画面だけで終わります。

実際の画面を録りました。登録から、指を置いて入るところまでです。

YouTube video

複数の端末に登録できます

パソコンとスマートフォンの両方に登録しておけます。
どちらからでも入れるので、片方を失っても困りません。
登録したパスキーには名前が付くので、あとから見分けられます。

パスワードも残せます

ここが安心できるところだと思います。
パスキーを入れても、パスワードでのログインは残ります。
いきなり切り替えて入れなくなる、ということがありません。
しばらく併用して、慣れてから考えればいいと思います。

動かすための条件

3つあります。入れる前に確認してください。

1. HTTPSであること

これは必須です。 ブラウザ側の仕様なので、どのプラグインでも同じです。
いまどきのレンタルサーバーなら、無料で設定できます。
アドレスが `https://` で始まっていれば問題ありません。

2. PHPのバージョン

パスキーの処理には、新しめのPHPが要ります。
サーバーの管理画面から確認できます。 古いままなら、上げてください。
上げると、サイト全体の表示も速くなります。

3. ドメインが決まっていること

これは見落としやすいところです。
パスキーは、登録したドメインに紐づきます。
サイトを移転すると、登録済みのパスキーは使えなくなります。
移転の予定があるなら、移転してから入れるほうが楽です。
そして、`www` の有無は先に統一しておいてください。

入れる前に決めておくこと

ひとつだけ、先に考えておいてほしいことがあります。

端末を失ったら、どうするか

パスキーの鍵は、端末から出ません。それが安全の理由ですが、失うと戻せません。
だから、こうしておいてください。
複数の端末に登録する。
パスワードも残しておく。
サーバーの管理画面に入れる状態を保つ。

これだけで、締め出される心配はほぼなくなります。

こういう人に向いています

毎日、管理画面に入る人。数秒の積み重ねが効きます。
複数のサイトを運営している人。サイトごとにパスワードを覚えなくて済みます。
スマートフォンから更新する人。小さい画面でパスワードを打つ手間が消えます。

不正ログインの通知が届いて、気になっている人。

急がなくていい人

月に数回しか入らないなら、いまのままでも困らないと思います。
サイトの移転を考えているなら、それが済んでからのほうが楽です。

もっと詳しく知りたい場合

設定の細かいところ、複数サイトでの運用、上位版でできること。
そういった内容は、開発元のページにまとまっています。

Rapls Passkey – 開発元のページ

技術的な話や、実装の背景もそちらに書かれています。

まとめ

  • パスキーは、パスワードを使わないログイン方法
  • 破れば通る秘密が、サーバー側に置かれない
  • 偽サイトでは成立しない。ドメインが照合されるため
  • ユーザー名が漏れても、総当たりの対象がない
  • 使い回しの巻き添えを受けない。サイトごとに別の鍵
  • Rapls Passkey は無料で使える。管理画面だけで設定が終わる
  • 複数の端末に登録できる。パスワードも残せる
  • 条件は3つ。HTTPS/新しめのPHP/ドメインが決まっていること
  • 端末を失ったときの備えを、先に決めておく
  • 毎日入る人、複数サイトの人、スマホから更新する人に向く

パスワードを強くする努力は、いつまでも終わりません。
長くして、使い回しをやめて、管理ソフトに入れて、それでも漏れる可能性が残ります。
そもそも送らない、という方法があります。
無料で試せるので、一度入れてみてもいいと思います。

※本記事は2026年8月時点の内容です。仕様は更新されることがあります。

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