MacBook は、通常、画面を閉じると自動的にスリープモードになります。しかし、この記事では Mac の標準機能を使って、画面を閉じたままスリープを防ぐ方法を紹介します。
Mac のクラムシェルモードを使った設定
Mac のノート型パソコンには、「クラムシェルモード」というモードがあります。以下の条件を満たすことで、画面を閉じたままでも Mac をスリープさせずに使用することが可能となります。
- AC電源に接続する
- 外部ディスプレイを接続する
これに加えて、
- 外部キーボードを接続する
- トラックパッドまたはマウスを接続する
これらのクラムシェルモードの条件を満たしている場合は、画面を閉じてもスリープになりません。
しかしながら、通常はこの様な機器を用意できませんので、コマンドでスリープにならないようにしていく方法をご紹介します。
ターミナルのコマンドラインを用いた設定
Mac の標準ツール「ターミナル」からコマンドラインを実行し、スリープ設定を変更することができます。
- まず、Finderのフォルダ「アプリケーション」の中にある「ユーティリティ」から「ターミナル」を開きます。
- ターミナルが起動したら、次に示すコマンドをコピーし、コマンドプロンプトの場所でペーストします。
スリープを無効にするときのコマンド:sudo pmset -a disablesleep 1
スリープを有効にするときのコマンド:
sudo pmset -a disablesleep 0
- コマンドをペーストしたら、Enter キーを押してコマンドを実行します。
- 次にパスワードを求められるので、Macのログインパスワードを入力し、再度 Enter キーを押して実行します。
- 設定後、以下のコマンドで設定が正しく行われたか確認できます。
pmset -g
このコマンドを実行すると、SleepDisabledの行が表示されます。ここで1が表示されればスリープが無効、0が表示されればスリープが有効となっていることを示します。
設定が完了したら、「ターミナル」のメニューバーから「ターミナル」 > 「ターミナルを終了」を選択し、ターミナルを閉じて終了します。
まとめ
今回は、Macbook の画面を閉じてもスリープさせない方法をご紹介しました。
他にもアプリを使う方法などありますので、またご紹介できればと思います。