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HSP派遣社員が経験した重症妊娠悪阻 ~つわり退職とその後~ ⑧妊娠9~12週‐つわり退職のメリット・デメリット

働く-Work
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7弾では、5日間の入院生活とその費用について書きました。

 

今回は、悪阻症状がなかなか収まらない中で浮上した「つわり退職」という選択肢について。

私が考えたメリット・デメリットをまとめました。

 

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吐き気⇔嘔吐の無限ループ

退院後、悪阻症状は再びぶり返しました。

空腹時に吐き気を感じる ⇒ 食べ物を食べる ⇒ 飲み込んだそばから吐き気

⇒ 嘔吐する ⇒ 空腹時に吐き気を感じる ⇒ ・・・

この無限ループを妊娠12週頃まで毎日繰り返し、

一日のほとんどをベッドかトイレで過ごしていました💦

 

ただ、吐かずに飲食できるものが少しずつ少しずつ増えていき、

退院後初めての妊婦健診時には

胎児の順調な発育脱水・貧血状態の改善を確認することができました!

 

先生と相談し、再度入院せず原則自宅療養を継続していくことに。

特別吐き気が強い日や嘔吐を繰り返す日は、随時外来受診して点滴を打ってもらっていました。

 

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終わりの見えない悪阻……堂々巡りの日々

自宅療養中つらかったのが、つわり症状そのものに加えて、

仕事のことを考えては悩んでいたことです。

悪阻特有の「終わりの見えなさ」は、想像を絶するつらさでした。

 

悪阻がいつ収まるかわからない……

職場に迷惑をかけているのはわかっている。申し訳ない。

しかしいつ復帰できるのか自分でもわからない💦

派遣の契約は解除になる??

 

もし悪阻が落ち着いて職場に復帰できても……

マタハラ気質の職場に耐えられる?

妊娠しても正社員同様のことを求められる??

それに「NO」と言える自信がない……

 

スマホやテレビを眺めていると吐き気がひどくなったので、

自然と仕事のことを考えて堂々巡りにはまってしまっていました。

 

つわり退職のメリット・デメリットとは?

メリット、デメリット

派遣元担当者からも、派遣先責任者からも、

派遣契約解除について話をされることはありませんでしたが

悪阻のあまりのつらさに「退職」を考え始めました。

 

自分の中で、メリット・デメリットをまとめて比較検討しました👇

 

デメリット①:経済面が不安

所定の条件を満たすと、産前・産後休業、育児休業を取得することができます。

また出産手当金・育児休業給付金を受け取ることができます。

妊娠初期の時点で退職すると、どちらも給付の対象となりません。

 

【産前・産休はいつから? 産前・産後休暇、育児休業の自動計算ツール】

 【出産手当金】

【育児休業給付金】

 

デメリット②:社会からの孤立感が不安

職場にストレスを感じながらも、HSS型HSPを自覚する私は、

自宅療養中誰とも話さず過ごすことがかなり苦痛でした。

妊娠中、そして産後も社会からの孤立を感じるのでは?と不安に感じていました。

また、一度離職すると、幼い子どもを抱えての就活は厳しいだろうという懸念もありました。

当時住んでいたのが保活激戦区(子供を保育園に預けづらいエリア)だったので、

無職になると圧倒的に不利になるのは目に見えていました。

 

メリット:身体的&精神的ストレスが減る!

終わりの見えない悪阻、仕事や将来のことで堂々巡りする日々で、

身体的にも精神的にも相当疲弊していました。

自分とお腹の赤ちゃんの発育のためにも、きっぱり退職してストレスを減らすことが、

最大のメリットだと感じていました。

  

デメリットへの対策を考えよう

2つのデメリットへの対策を夫と話し合い、

「ある程度不安を払拭できるかも…?」と考えて退職を決断しました。

 

デメリット①:経済面の不安⇒今後の資金計画を話し合う!

  • 現状の資産状況の確認

私と夫それぞれの懐事情を細かく共有、家庭としての資産状況を整理しました。

 

  • 私が担当していた食費・日用品費について

これまでの実績を参考に、夫の月収から捻出できる額を決定しました。

 

  • 教育費シミュレーション

子どもの教育費を様々なサイトで比較して、毎月積み立てていく額を割り出しました。

私と夫で各々何となく積み立てていたNISAも本格的に運用し始めることに。

 

 

 妊娠12週時点で退職した場合と

出産予定日の6週間前(33週まで)に産休に入った場合を比較し、

受け取ることができない給与や出産手当金・育児休業給付金の概算も調べました。 

決して少ない額ではありませんでしたが……心身の健康には替えられない!という結論に

 

今まで各自どんぶり勘定だった家計状況をしっかり把握することができ、

今後の資金計画を話し合うきっかけになりました。

(もちろん、教育費以外にも住居費・老後の資金・その他予想外の出費など、お金の悩みは一生ですね……)

 

デメリット②:社会からの孤立感⇒行政の支援をフル活用!

母子手帳を受け取りに役所の窓口に行った際、

妊娠中から様々な子育てサポートがあることを聞いていました。

 結果論ではありますが、妊娠中~産後の悩みを相談できる場をフルに活用して、

あまり孤立感を感じずに今日までやってくることができました。

転勤族で、身近に頼れる家族が少ないので、公的な機関の支援は本当に心強いです。

 

また、夫が約1ヶ月間育休を取得し、慣れない家事・育児を一生懸命頑張ってくれたことも

「一人で育児しているわけではない」と感じられている大きな要因だと思います。

 

つわり退職に不安はある……でも後悔はない!

「職場の人にどう思われているか」

そんなの気にする必要はない!という意見ももちろんあると思いますが、

自分の特性上考えずにはいられず、健やかな妊婦生活を送ることと

仕事を継続することの両方を器用にこなせる自信がありませんでした。

 

友達や派遣社員の先輩が、悩みながらも産休・育休を取得している姿を見てきたのに

悩むことから逃げている自分は弱いな……とへこんだりしましたが、

きっぱりと退職したことは、自分には合っていたと思うので後悔はありません!

 

次回はつわり退職した後について。

妊娠中に「やってよかった!」と思ったことについて書いていきます★

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