第1弾では、「私って『隠れ繊細さん=HSS型HSP』なのかも?」と認識した経緯を記事にしました👇
今回は、HSS型HSPである私が感じた、派遣社員のメリット・デメリットについて書いていきます。
派遣社員になるまでの職歴
大学卒業後、不動産営業職を約3年半、不動産事務職を約1年、いずれも正社員で勤めました。
その後、派遣社員に転職する運びとなりました。
正社員時代を振り返ると、自分の特性と相性が良かった点・悪かった点があったかなと思います。
不動産営業職
結婚を機に、オンオフをはっきり分けたいと、不動産会社の事務職へ転職しました。
不動産事務職
この頃、第1弾でご紹介したこの書籍に出会いました。
『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(時田ひさ子・著)
☆繊細で傷つきやすく、共感能力の高いHSPという特性
(HSP=“Highly Sensitive Person” 繊細さん)
☆好奇心旺盛で新しい情報や刺激を求めて飽きやすいHSSという特性
(HSS =“High Sensation Seeking” 新規刺激追求性)
この一見相反する両方の特性を持ち合わせるHSS型HSP=隠れ繊細さん、
自分はおそらくこれだ…!と認識しはじめ、
この特性を理解したうえで転職活動をしていこうと決意しました。
転勤妻、「派遣」という選択肢を知る
私は結婚を機に転勤族となりました。夫の異動スパンは、ざっくりと3年程度。
漠然と正社員での雇用は難しいのかなーと考え、「転勤妻 キャリア」等Web検索していました。
すると、大手派遣会社に登録してみるといい!という転勤妻のブログを発見しました。
夫の異動時、異動先エリアで新しく職をあっせんしてもらえた!等、何かと融通が利きやすいのだとか。
情報を参考に、耳にしたことのあった大手派遣会社に、職務経歴や希望条件を登録しました。
ほどなくして事務職を紹介してもらい、派遣社員として働き始めることとなりました。
派遣のメリット
派遣就業時の仕事内容は、主に経理事務(経費照査・請求書発行・入金消込・仕訳伝票入力・売上計上・売掛金管理等)で、付随して総務事務等も行っていました。
その際に感じた派遣のメリットは以下の4つでした。
派遣会社のサポートがある
求人の紹介を受けてから実際に働き始める前に、派遣会社営業担当と共に派遣予定企業に赴きます。これを「顔合わせ」と呼びますが、実際は面接のような場でした。
初めての顔合わせはどのような対策をすべきか全くわからなかったのですが、派遣会社営業担当が丁寧に傾向を教えてくれて、安心して臨むことができました。
また働き始めてからも、月に1回面談が行われ、困ったことがあれば相談しやすい雰囲気でした。
有期雇用のため、割り切って仕事ができる
私が就業していたのは、産休代替求人。
約2か月間の引継ぎの後、当該社員が育休から復帰するおよそ1年半の有期雇用でした。
ちなみに、派遣会社と派遣先企業の契約は3か月に1回。それに合わせて私の継続意志も確認される形でした。
不動産事務職を正社員で勤めていた頃には「この緊張状態から抜け出すには自分が仕事を辞めるしかないのか…?」と転職を決めましたが、
派遣の場合は期間が決まっている分、人間関係に関して割り切って働くことができました。
また、経理業務は未経験で不安も大きかったですが、「合わなかったら更新せずまた別の仕事を紹介してもらおう!」と気負いしすぎず取り組めたのも良かったです。
パートやアルバイトより時給が高い
派遣はパートやアルバイトと比較すると、即戦力として専門性の高い業務を任されることが多く、時給設定が高い傾向にあるようです。
時には、時給換算で正社員より高い場合もあるのだとか…!
実際私は直近の正社員時よりも、派遣の方が給料が高かったです★
派遣でも在宅ワークの求人が増えている
これは派遣全般に言えることではないですが、コロナ禍をきっかけに派遣でも在宅ワーク可能の求人が増えてきているようです。
私の派遣先は、自宅から徒歩+電車で片道50分ほど。これまでは車で10~15分程度だったので、通勤に時間がかかることがネックでした。
業務に慣れてきて、周りの同僚との兼ね合いもありましたが、週2回程度在宅ワークすることができるようになってからは、体力的にとてもラクになりました。
派遣のデメリット
就業前の顔合わせで聞いていた条件とのミスマッチはありませんでしたが、
派遣ならではで感じたデメリットが2つありました。
賞与が出ない
産休代替ということもあり、正社員と同じ業務・責任を求められていましたが、賞与が出ないためむなしく感じることも多々ありました。
ちなみに、経理職だったので月末月初や決算時期はとても忙しく、正社員と同じくらい残業もしていました。
特にボーナスの時期が近づくと「今回は〇か月分らしい…!」等正社員の皆さんが嬉しそうに話していましたが、「派遣の前でその話をするのはやめてくれ」と感じていました(笑)
正社員との立場の違い
前述のとおり、求められることは正社員と同じなのに「下に見られているな」と感じることが多々ありました。
例えば、経費精算で不備があった際是正を依頼するとため息をつかれたり、売掛金の進捗状況を確認するとなぜか怒られたり……。
同じ派遣会社の先輩とは「派遣に当たり強い人多いですよね?」とよく愚痴を言っていました(笑)
私の場合、日々少なからずストレスを感じつつも、正社員の頃と比較するとのびのび働くことができていました。
しかし、派遣の先輩が妊娠された際、明らかに「派遣社員に対するマタニティ・ハラスメントだ!」と感じた出来事がありました。
詳細については第3弾で書いていきます!