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わたしの卵巣嚢腫体験記 その5 ~術後の経過と妊活と~

体温計とグラフ 生きづらさを抱えて
この記事は約4分で読めます。
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前回記事では、腹腔鏡下手術を受けた際の体験についてつづりました👇

手術から約1週間後に職場復帰を果たし、徐々に普段の生活へ戻っていきました。

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「再発の可能性を念頭に置いて」

退院から約2週間後、術後の経過観察のため外来を受診しました。この頃には切開部分の痛みは全くなく、傷は小さくほとんど気になりませんでした。

外来では、手術時の摘出物を病理検査にかけた結果、良性腫瘍だったと説明いただきました。万が一悪性だった場合は、別途治療が必要になっていたそうです。

また、エコー検査より、卵巣やその他の器官にも異常は見られず経過良好であるとのことでした。

そして次回診察は約1年後で問題ないとのことで、ここで治療が一区切りつくこととなりました。

ただ、注意点として卵巣嚢腫は再発するケースが多いのだそうです。

はっきりとした原因がなく、体質的な要因が大きい病気なので、手術で腫瘍部分を取り除いただけでは再発の可能性までつぶすことは難しいのだとか。

そのため、妊活については「510年後には再発するだろう」くらいの気持ちをもって計画的に取り組んでいくといいよ!とアドバイスをもらいました。

 

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軽くなった生理痛に感動!

ベッドの上でのびをするパジャマ姿の女性

術後初めての生理は手術前の周期とほとんどずれずにやってきました。

術前と違い、生理前の不調(お腹の調子が悪くなる/異常な食欲/肌荒れ/頭が締め付けられる頭痛/イライラ・不安感)をあまり感じずに突然生理がやってきたので、とても驚きました。

そして、一番驚きうれしかったのが、生理痛がとても軽くなったことです。

手放せなかった市販の鎮痛薬は、生理初日に1回分だけ飲む程度まで減少。これは本当に感動的で、重さにしてわずか30gのものが、いかに体に悪さをしていたのか実感しました。

 

1年3か月ぶりの外来、そして妊活へ

手術から約1年後、コロナ禍で延期していた結婚式を開催しました。

結婚当初、結婚式を終えてから妊活を始めようと夫と話していました。

結婚式の準備でばたばただった日々がひと段落し、そろそろ妊活しようか~と夫と話していた時、ふと気づきました。

「あれ?1年後にって言われてた外来行ってなくない???」

手術から1年以上にわたって体調が良く、結婚式準備の忙しさにかこつけて、タイミングを逸していたのでした。

13か月ぶりにエコー検査を受けましたが、変わらず経過は良好。

「そろそろ妊活を始めようと思っているのですが」と相談したところ、いいと思いますよ!とお墨付きをもらいました。

実は手術直後、「卵巣から腫瘍を取り除いた今、赤ちゃんを迎えるのに一番良いタイミングだよ」と先生に言われていました。

その時、「コロナ禍で結婚式を挙げられてなくて…」と打ち明けたのですが、「う~ん…それでも赤ちゃんを授かりたいと思っているのなら、一日でも早く取り組んだ方がいいと思うな」と言われたのを、頭の隅ではずっと覚えていました。

先生はおそらく、病気の影響で赤ちゃんを授かりたくても授かれなかった人をたくさん目の当たりにしてきたのだろうと思います。

それでも私たち夫婦にとって、結婚式を挙げることは親や友達への感謝を示すためにこだわりたいところで……。

自分も再発の可能性を抱えながら、妊活に取り組んでいくんだということを改めて感じた外来となりました。

 

これからもこの身体と共に

もしなかなか授かれなかったら、妊活よりも結婚式開催を優先したことを後悔したりするのかな……?なんて思って始めた妊活。

しかし1年3か月ぶりの外来の翌月、生理がこないな?と思っていたら、なんと妊娠検査薬で陽性が!

想像よりもずっと早いタイミングで授かることができ、とても嬉しかったです。

この後すぐに地獄のつわりが始まるのですが、こちらはまた別の機会に……(笑)

振り返ってみれば、コロナ禍に卵巣嚢腫を発見し治療に専念、コロナ禍が落ち着き結婚式開催、そしてほどなくして第一子懐妊と、タイミングよく日々を過ごすことができたのかもと思いました。

しかし、自分のやりたいことをかなえるのに、身体の状況、社会情勢など、自分の意志だけではどうしようもできないこともあるのだと痛感しました。

卵巣嚢腫の再発を念頭に置きつつ、第二子をぜひ迎えたいと考えているのですが、先日別の病気が見つかり今は妊活に取り組めない状況です。(これもまた別の機会に記事にしていく予定です。)

それでも、自分の身体からの声を聞き、なるべく早い段階で必要な対処をすることが、とても大切だなと実感しています。

卵巣嚢腫ほか、いろいろ病気を経験しているこの身体ですが、これからもぼちぼちと共に歩んでいきたいなと思います。

 

次回、体験記最終回となるその6では、卵巣嚢腫の治療にかかった費用、また費用負担軽減のために利用した制度などをまとめていきます♩

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