NextDNS などカスタマイズできる DNS で DNS 側の設定を変更したのに、Mac 側で変更が反映されないなど、DNS がらみのトラブルはありませんか？
それは macOS の DNS キャッシュに残っている、DNS のデータが原因のことがあります。
そこで今回は、トラブル解決のために、 Mac の DNS キャッシュをクリアする方法をご紹介します。
DNS キャッシュクリア
MacのDNSキャッシュをクリアする方法は、バージョンにより異なりますが、以下にいくつかの一般的な手順を示します。
MacOS 10.10.4以降
以下のコマンドをターミナルに入力して実行します。
sudo killall -HUP mDNSResponderこのコマンドは、MacのmDNSResponderサービスを再起動します。このサービスは、Macがネットワーク上の他のデバイスを検出するために使用されます。また、DNSキャッシュも管理します。
MacOS 10.10.1, 10.10.2, 10.10.3
以下のコマンドをターミナルに入力して実行します。
sudo discoveryutil udnsflushcachesこれらのバージョンのMacでは、discoveryutilという別のツールがDNSキャッシュの管理に使用されます。
MacOS 10.9.5以前
以下のコマンドをターミナルに入力して実行します。
sudo killall -HUP mDNSResponderこれらのバージョンでも、mDNSResponderサービスがDNSキャッシュの管理に使用されます。
すべての場合において、ターミナルにパスワードを入力する必要があります。これは、コマンドがシステムレベルの変更を行うためです。
コマンドが正常に実行された場合、ターミナルは新しい行を表示します。エラーメッセージが表示された場合は、コマンドの入力に誤りがある可能性があります。その場合は、コマンドを再度入力してみてください。
まとめ
以上が macOS の DNS キャッシュクリアの方法です。
なお、DNSキャッシュをクリアした後、インターネット接続が正常に動作していることを確認してください。問題が解決しない場合は、ネットワーク設定を確認したり、ルーターを再起動したりすることを検討してみてください。
また、これらのコマンドはシステムの重要な部分に影響を与えるため、注意深く使用する必要があります。間違ったコマンドを実行すると、システムに問題が発生する可能性があります。
DNSキャッシュをクリアすることでインターネットの速度が一時的に遅くなる可能性があります。これは、DNS情報がキャッシュされなくなるため、ウェブサイトの名前解決に時間がかかるからです。しかし、これは一時的な現象であり、新しいDNS情報がキャッシュされると元の速度に戻ります。