OpenAI が iOS 向けの「ChatGPT」公式アプリをリリースしました。このアプリはまず米国から公開が始まり、数週間以内には他国でも利用可能になる予定です。現時点では日本ではまだ利用できません。
このアプリは無料で、広告表示もなく、デバイス間で履歴を同期できます。また OpenAI のオープンソース音声認識システム「Whisper」が搭載されており、音声入力も可能です。
さらに、有料プランの「ChatGPT Plus」(月額20米ドル)に登録すれば、混雑時でも優先的に利用でき、レスポンスも速くなります。また、「GPT-4」や、新機能への早期アクセスも可能になります。
Google や Microsoft といった大手が検索エンジンに AI を統合する中、このアプリは検索エンジンやブラウザを経由せず、直接モバイル端末でAIチャットを利用できる点で、ユーザーの情報検索や接続方法に革新をもたらす可能性があります。
なお、Android 版も近日中にリリースされると発表されています。これまで「ChatGPT」の偽アプリが問題となっていましたが、公式アプリのリリースにより安心して利用できます。これはOpenAIが先端的な研究成果を使いやすい形で提供し、一層の普及を図るという姿勢の表れでもあります。