爪切りを嫌がる猫ちゃんが多いのはご存知の通り。そのような猫ちゃんたちの飼い主さんにとって、爪切りの嫌なストレスを軽減できるアイテムが登場したことは、まさに朗報です。
bibi Nyan(ビビニャン)は、NeCoNeさんが開発した画期的な爪とぎグッズで、猫の爪切りを不要にすることができるという画期的な爪とぎボードです。2021年にクラウドファンディングで目標額を大きく超える570万円の支援を受け、大成功しました。翌2022年の猫の日にAmazonでの販売がスタートしています。
さらに、2023年には、従来のビビニャンが小さすぎるという声を受けて、1.4倍サイズのビビニャンワイド版がクラウドファンディングで募集が開始され、こちらも無事に成功しました。このアイテムは今や猫好きの間で大いに話題となっています。
筆者自身もクラウドファンディングに支援をし、リターンとしてbibi Nyanを手に入れていたため、今回はそのレビューを書いてみたいと思います。爪切りが苦手な猫ちゃんや飼い主さんたちに、この新しいアイテムがどのように役立つのか、レビューします。
特徴
この画期的な爪とぎは、猫が爪とぎをする際に、爪がヤスリに触れるだけで自然に爪が削れる仕組みを採用しており、上手く使えば従来の爪切りが必要なくなります。
ただし、前足のみ切ることができるので、後ろ足の爪は飼い主さんの手でケアする必要があります。
使用頻度によっては、約1週間で爪が丸く整うとのこと。ちょい切り効果が現れたら(血管から2~3mm程度削ったら)、これ以上削れて深爪になるので、裏返して使用します。裏面はヤスリのない通常の爪とぎになっています。
また、ビビニャンは、猫の健康と地球環境に配慮してリサイクル紙、コーンスターチの接着剤、天然ガーネット(有害物質不使用)のヤスリを使用しています。猫には安心ですね。
検証
クラウドファンディングで頂いたビビニャンを2つ設置し、1ヶ月間ほど試してみました。
爪が伸びた状態から1週間で爪の先端(血管から2〜3mm程)が爪を切ったよう(爪を切ったときより角が丸い)に削れます。ビビニャンの説明通りです。
そこまで削れたらビビニャンは裏返して、単なる爪とぎとして使ってもらいます。爪が伸び始めたら表面、削れたら裏面です。
この繰り返しで1ヶ月使ってもらいましたが、確かに詰め切り無しでも前足の爪の長さは維持されています。
メリット
もちろん、嫌がる猫をおさえて爪を切らなくても良いのは、最大のメリットです。
このメリットのためだけにビビニャンはあるでしょう。画期的な爪とぎであることは確かで、それだけのメリットはあるでしょう。
爪切りの度に嫌がる猫と格闘しても、爪を切らせてもらえないような方には朗報になるのではないでしょうか?
デメリット
とにかく高価であることが最大のデメリットです。1つが2,740円もします。
通常の高耐久でない両面爪とぎが数百円ですから、破格の値段だと思います。
それ以外のデメリットとしては、少し小さいので爪とぎ時にズレることがあります。これは、ビビニャンワイド版で解消されています。
同程度の価格帯である高耐久爪とぎと比べて耐久力が弱い。というより、耐久度は通常の爪とぎと変わりないです。
結論
ビビニャンは爪とぎをすることで、しっかり爪切り効果がありました。
猫も嫌がらず、普段の爪とぎと何ら変わらずに置き換えることができます
ただ、本体が高価なので、暴れたり、隠れたりして爪を切らせてくれない猫などで、一苦労をしたり、ペットトリマーを利用したりして困ってらっしゃる方には最適なアイテムかと思います。
一方、爪切りを定期的に行っている方は、特段必要が無いかと思います。
ビビニャンは、猫の健康と飼い主の手間を軽減する画期的なアイテムとして、爪とぎ問題で困っている多くの愛猫家の方には、是非試していただきたい逸品です。
※画像などは NeCoNe さんの Amazon ストア、CAMPFIRE ページから引用させていただきました。