WordPressは、削除された投稿やコメントを一時的に保管するゴミ箱機能があります。この機能は、誤ってアイテムを削除した場合に復元できるようにするために非常に便利です。しかし、ゴミ箱内のアイテムはデフォルトで30日後に自動的に完全に削除されます。この期間は長すぎる、または短すぎると感じる場合は、WordPress でこの期間をカスタマイズすることが可能です。また、ゴミ箱機能自体を無効にすることも可能です。今回は、これらの設定をカスタマイズする方法をご紹介します。
ゴミ箱の自動削除設定の変更
ゴミ箱内のアイテムが自動削除される日数を変更するには、「wp-config.php」ファイルを編集する必要があります。このファイルは、通常はサーバー上の「publichtml」ディレクトリ内のドメイン名のフォルダに格納されています。ファイルをダウンロードおよびアップロードするには、FTPクライアントソフトウェアが必要です。FileZillaなどのFTPクライアントソフトウェアを使用してください。
手順
- FTP クライアントを使用して「wp-config.php」ファイルをサーバーからダウンロードします。
- テキストエディタを使用して「wp-config.php」ファイルを開き、以下のコードを追加します。
/* ゴミ箱が自動削除されるまでの日数 */ define('EMPTY_TRASH_DAYS', 30);ここで、30を任意の日数に変更することができます。例えば、アイテムが7日後に削除されるようにするには、7と入力します。
- 編集が完了したら、「wp-config.php」ファイルを保存し、FTPクライアントを使用してサーバーにアップロードします。
ゴミ箱機能の無効化
ゴミ箱機能を無効にすると、アイテムは即座に完全に削除され、ゴミ箱に一時的に保管されなくなります。これを行うには、上記と同様に「wp-config.php」ファイルを編集し、以下のコードを追加します。
/* ゴミ箱の自動削除を無効化する */
define('EMPTY_TRASH_DAYS', 0);この設定を適用すると、WordPressの管理画面でアイテムを削除するオプションが「ゴミ箱へ移動」から「完全に削除する」に変更されます。
まとめ
これらのカスタマイズにより、WordPressのゴミ箱機能をより効果的に利用することができます。必要に応じて変更してみてください。
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