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【本の紹介】障害者が偏見の目と向き合う方法3選(『嫌われる勇気』より)

嫌われる勇気(岸見一郎) Gift図書館
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世の中に障害児者に対する偏見の目があるのは、確かです。
でもそれは、知らない、わからないが、理由の1つです。

この記事では、知的障害、発達障害、グレーゾーンの3人の子を育てる障害者支援員のママが、障害児者に対する偏見にどう向き合うか、『嫌われる勇気』(岸見一郎・著)から得たヒントを元にお話しします。

この記事を最後まで読めば、今まで気になっていた、周囲の目から気持ちが開放され親子ともに楽に生きることができるのではないでしょうか。

「障害があるからできないこと」もありますよね。

でも社会の中でできることもたくさんあります。

自分にあった居場所を、自分で探して見つけましょう。

行動すれば、いい出会いが見つかります。

子供の過ごしやすい場所を見つけられれば、子供の自信に繋がります。

偏見の目に押し潰されないために、心がけることを3つ紹介します。

(アイキャッチ画像出典元:https://blog.ko31.com)

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欠点、失敗を隠さない

失敗という体験が問題なのではない。

できないという思い込みが問題なのだ。

「嫌われる勇気」より

誰でも、コンプレックス、ウィークポイント、トラウマなど、嫌だなと思うことを抱えて生きています。

生まれてから一度も失敗したことがない人なんて存在しません。

だって、歩き始めた時、何度転んでも、立ち上がってまた転んでと繰り返したはずです。

完璧な人は、世の中にいません。

むしろ、うまく行かない、弱い部分に人は惹かれます。

欠点や失敗を表に出すのはとても怖くて勇気が必要です。

でも、その方が意外と楽になるのです。

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、

承認されないかもしれない、というコストを支払わないかぎり、

自分の生き方を貫くことはできない。

つまり自由になれないのです。

「嫌われる勇気」より

椅子にもたれる大きな猫

(画像出典元:https://nontan7000.com)

父は、とても運動音痴です。

でも営業職なので、ゴルフが必須でした。

20年たっても大会に出る度に、頑張ってブービー賞(本当の初心者にはなんとか勝てる)、あるいは最下位。

でも、父は笑ってこう言うのです。

「みんなが負けたら可哀想だから、代わりに負けて最下位になってあげてるんだよ(笑)」

いつもニコニコ、自分を大きく見せたりせず、あえて笑い話にする。

父は、運動音痴。

でも職場では好かれていて、イベントには、ひっぱりダコです。

発達障害でも、知的障害でもできることはたくさんあります。

できないこと、苦手なこともあっていいのです。

自分を隠さず、自分らしくいられれば、気持ちも楽に過ごせます。

コンプレックスは愛嬌ですし、失敗談は、笑い話の美味しいネタだと前向きに捉えてみましょう。

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自分から説明する

何を持って生まれたかは、重要ではない。

持っているものをどのように使うのかが重要だ。

「嫌われる勇気」より

日本は、同調圧力が強いので、自分とは違うと思うと排除しようとする。

それが差別や偏見につながります。

障害があっても、同じように生まれて、たまたま障害を持っただけのことです。

見ただけでわかることはとても少ないので、自分から説明することが大切です。

長男は軽度知的障害があり、スイミングスクールに説明をしていませんでした。

ある日、入口で、何級?と聞かれて答えられずにいると、先生が、何度も攻め立てて聞いたので、翌週から先生が怖くて教室に通えなくなってしまいました。

説明していればこんなこともなかったはずです。

近所の人や学校には、障害がわかったときから躊躇なく説明をしていたので、通学班の子供たちもクラスの子供たちも親切で、小学校は卒業までトラブルなく過ごせました。

わかる人や、できる人は、できない人がなぜできないか、または、できない人の気持ちがわからないことが多いです。

でも、誰にでも得意不得意、失敗経験はあるので、説明するとわかってもらえます。

われわれ人間は、わかり合えない存在だからこそ、信じるしかないのです。

「嫌われる勇気」より

周囲にしっかりと説明をして、自分の居場所を作ることが、大切です。

 

伝わらない、わかってもらえない人を気にしない

嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。

「嫌われる勇気」より

いくら説明しても、理解してもらえないこともあります。

長男は、知的障害があり、IQ49ですが、とても大人しく空気を読んで行動できるので、担任の先生に相談しても

長男くんぐらいの子は、普通級にたくさんいるので、普通級でも大丈夫ですよ

と、なかなか取り合ってもらえませんでした。

本人の困りごとが伝わらないため、担任の先生ではなく、教育支援センター、校長先生に相談すると、話を聞き入れてすぐに支援学級への措置替え対応をしてくれました。

話が通じないなぁ。

否定されてしまう。

と感じたら、それ以上関わる必要はありません。

その時は、たまたま伝わらないだけと割り切って、別の出会いを探します。

否定を聞いていてもいいことはないので、自分の信じる思いで行動すればいいのです。

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まとめ

人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないことです。

「嫌われる勇気」より

全く同じ境遇で生きて来た人は、1人としていないので、すべての人は、違う価値観を持っています。

障害者など、少数派は偏見の目にさらされることが多いです。

でも、説明するとわかってもらえることも多いです。

欠点、失敗を隠さず受け入れ、周囲にも丁寧に説明する。

それでも理解してもらえない時には、できるだけ関わらない。

自分の人生、自分主体で選択していると、偏見の目も気にならなくなります。

たとえ失敗したとしても、勇気がある人(自分には価値があると思える人)は傷つかない。

いつか必ず克服できる。

そう知っているからだ。

「嫌われる勇気」より

あなたは、とても素敵です。

そして価値のある存在です。

嫌われる勇気を持って、偏見の目からも解放されましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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