Raspberry Pi は非常に便利なコンピューターで、長期にわたって運用しておられる方も多いと思います。そんなとき、Raspberry Pi の消費電力が気になりますが、WiFi や Bluetooth などの通信機能をオフにすることで消費電力少しでもを抑えることができます。
本記事では、Raspberry Pi の Bluetooth と WiFi を無効にする方法を紹介します。
Bluetoothの無効化
Raspberry Pi で Bluetooth を無効にするには、/boot/config.txt
ファイルに設定を追加するだけです。vi や nano など任意のテキストエディタを使用してファイルを開き、末尾に以下の行を追記します。
dtoverlay=disable-bt
この変更を保存して Raspberry Pi を再起動すると、Bluetooth は無効化されます。この設定はブート時に自動的に適用されるため、一度設定すればその後は手動で切り替える必要はありません。
WiFiの無効化
一方、WiFi は時々使用したい場合もあるため、コマンドを使って簡単に有効/無効を切り替えることができます。ターミナル上で以下のコマンドを実行します。
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- WiFiを無効にする
sudo iwconfig wlan0 txpower off
- WiFiを有効にする
sudo iwconfig wlan0 txpower auto
- WiFiを無効にする
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これらのコマンドは即時に反映され、再起動の必要はありません。また、GUI の WiFi アイコンからも手動で WiFi を有効/無効に切り替えることができます。起動時に自動的に WiFi を無効にするためには、シェルスクリプトにコマンドを記述し、それを起動時に自動実行する設定をします。
以上が、Raspberry PiでBluetoothとWiFiを無効にする方法です。通信機能を使用しない場合は、これらの設定を行って消費電力を節約することが可能です。