今年も、日本郵便が実施する「青い鳥郵便葉書の無償配布」の時期がやってきました。
手紙や葉書を送ることが少なくなってきた時代だからこそ、あえて手書きで送ればもらう側も嬉しいものです。配布対象となる障害は限定されますが、今年は暑中見舞いなど出してみませんか。
以下の日本郵便のページに詳細がありますが、その内容をここでも解説してみます。
目的
無償配布の目的は、以下のように記されています。
「青い鳥郵便葉書の無償配付」は、1976(昭和 51)年度に当時の厚生省が提唱していた「身体障害者福祉強調運動」に合わせ、身体障がい者および知的障がい者の福祉に対する国民の理解と認識をさらに深めることを目的として実施して以来、社会貢献のための取り組みの一つとして継続しています。
これを機会に、はがきのやりとりを楽しんでいただければ幸いです。(日本郵便サイトより)
対象者
障害者すべてが対象になるのではなく、以下が対象です。
現在はまだ精神障害者が対象に含まれていませんが、対象になるよう検討をしていただけると嬉しいですよね。
・重度の身体障害者:身体障害者手帳の表記が「1級」または「2級」
・重度の知的障害者:療育手帳の表記が「A」または「1度」「2度」
受付期間
2024年度は、4月1日から5月31日までが申請の受付期間となります。
配布される葉書の種類と枚数
一人につき、下記からいずれか1種類を20枚もらうことができます。
・通常郵便はがき(無地、インクジェット紙または くぼみ入り)
※「くぼみ入り」は視覚障害の方が葉書の上下・裏表を識別しやすいように、一部分にくぼみを入れた葉書です
・通常郵便はがき・胡蝶蘭(無地またはインクジェット紙)
申し込み方法
以下のいずれかの方法で行います。
申込書は、記事の最後でご案内する参考リンクからダウンロードできますし、郵便局に行けば申込書の用紙があります。
窓口で申し込む
最寄りの郵便局の窓口で、身体障害者手帳または療育手帳を提示し、「青い鳥郵便葉書配付申込書」に必要事項を記入の上、提出します。なお、代人による提出も可能です。
郵送で申し込む
「青い鳥郵便葉書配付申込書」、または適宜の用紙にそれと同等の内容を記入して、身体障害者手帳または療育手帳の写しとともに最寄りの郵便局に郵送します。
なお、手帳の写しは、「手帳の種類、級別または程度、氏名および住所」が確認できるページを送る必要があります。
配布方法
2024年4月22日以降、最寄りの配達を担当する郵便局から届けられます。自分で郵便局の窓口に行って受け取る必要はありません。
まとめ
2024年10月には、郵便料金の値上げが予定されており、葉書は63円から85円に、50グラム以下の定形の封書も94円から110円に変更されます。
ますます手紙離れが加速しそうですが、文化として手書きの手紙を続けたいなと思うのでありました。