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こうすれば不安も解消!初心者のためのインタビュー講座 実践編

ライフワーク
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前回の準備編では、インタビュー前までにやっておくべきことを解説しました。今回はその準備をもって、いかにインタビューの現場に臨んでいくその方法を、インタビュー時の心構えを中心に考えてみたいと思います。

インタビュー当日は、慣れない人にはとにかく仕事が終わるまで落ち着かないでしょう。

その大きな原因は、やはり対面で人と話をしなければならないという点にあるといえます。

単に文面でのやり取りであれば、相手に質問の文章を送る直前までさまざまな配慮を施すことができます。しかし対面で会話による問答となるとそうもいきません。

相手からうまく聞きたいことを聞き出すテクニックは、どうしても経験を積み上げていくしかありません。

しかし「対面での会話」という点を考えると、これは謙虚な姿勢で相手をしっかりと見つめ、最適な振る舞いと問いかけをおこなっていくことでうまく進めていくことができます。まずはこのポイントにおける取り組み方を考えてみましょう。

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直前までに行うこと:余裕のあるインタビューを行うために


誰でも最初、あるいは慣れないうちはインタビューも緊張するもの。

そんなときはまず、質問事項を見直してみましょう。現場に入る前には少しでも時間を取って「質問をどのように展開していくのか」を、予習してみるのです。

単純に並べた質問を眺めるだけでなく「どんな返答をされるだろう?」「こんな返答があったらどう聞き返そう?」と考えてみたり、「相手が一言で返答が終わってしまったときに続けてどんなことを聞いてみよう?」と思ったり。

とにかくまだ余裕のないうちは、ある程度の道筋を事前に把握してインタビューを行えるようにしておくといいでしょう。

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最初、最後に「あいさつ」は必須!信頼関係構築のために


インタビューの最初、最後のあいさつはとても大切です。時間のない場合には自己紹介の時間を省かれることもありますが、最低でも「初めまして。よろしくお願いいたします」「本当にありがとうございました」の言葉はかならず伝えましょう

これには二つの理由があります。一つ目はインタビューの始まり、終わりを明確にするためです。

意外と思われるかもしれませんが、インタビューがなんとなく始まるのと、ちゃんとインタビューの始まりが明確になっているので、相手の回答は微妙に違ってくることがあるのです。

その理由は、不明確にスタートが入った場合に答える側は「あれ?始まったの?」と気持ちに迷いが出るため。インタビューを受けているという意識がハッキリとあるかないかで答える速さ、明確さにも違いが出てくるわけです。

二つ目の理由は、インタビューを行わせていただくという真摯な姿勢を見せるためです。基本的にインタビューは尋ねる側が「お前の話を聞いてやる」なんてインタビューはありません。

その意味でインタビューの始まり、終わりには「お願いします」「ありがとうございます」とあいさつを行いましょう。こういった姿勢の見せ方は、インタビューを受ける側にもちゃんと伝わり、質問に答える気構えも変わってくるものです。

自身の立場を明確に 初めてならそれを正直に


インタビューのハウツーでは、よく「最初にアイスブレイク(場を和ませるための時間)を設けよ」ということがいわれています。

もちろん尋ねられる側の緊張を解きリラックスして質問に答えてもらうことは、スムーズにインタビューを行う上で大事なことです。

しかし先方以上に尋ねる側が緊張していては、もとも子もありません。その状態で無理してアイスブレイクを行おうとすると、失敗する確率はかなり高いでしょう。

その意味では、先に包み隠さず「申し訳ございませんが、私はまだインタビューに不慣れなので、ご迷惑をおかけするかもしれませんが…」と正直に伝えてしまうほうがよいと思います。正直にそう伝えることで、かえって信頼してもらうことにつながっていきます。

インタビューは信頼関係があってこそ成立する仕事。なので変に背伸びしようとしないことが大切であるといえます。

また最近のインタビューの現場はレコーダーで録音するのが通例になってきてもいますが、できれば毎回「レコーダーを使用してもいいでしょうか?」とちゃんと尋ねるといいでしょう。

真摯な姿勢を目で見せる


相手に質問を投げかけるときはかならず相手の目を見て話をしましょう。相手に視線をちゃんと向けるかどうかで、相手が答えるための意思は全く変わってきます。

質問はこちらが謙虚に「教えていただきたい」「お忙しい中申し訳ありませんが、おうかがいしたいのです」という意思をストレートに伝えるべきであり、その熱意が伝われば、相手からはまず真面目に答えていただけるはずです。

一方、最近はたまにインタビューで質問をしながら同時にPCのキーボードを叩くというライターもいるようです。私も合同取材の場で一回だけその現場に居合わせたことがありますが、個人的には絶対にNGだと思います。

相手は一生懸命質問に答えようとしているのに、こちらがパチパチと音を立てているなんて「私の話なんて聞いてないでしょう?」と思われても当然でしょう。合同取材の場であれは、同じく取材を行っている人に迷惑をかけます。

インタビューのときにはあくまで相手との会話に意識を集中させましょう

自分を偽らない。素直な気持ちでインタビューを「行わせていただく」


繰り返しになりますが、インタビューは、質問を受けてもらう人より「時間を設けていただく」「質問に答えていただく」という機会になりますので、基本的には自分が下手となって行うことが正しいと認識しましょう。

正直に自分のことを提示し、真摯にインタビューに向かう姿はかならず相手にも伝わります。まずそんな姿勢を見せれば文句を言ったりすることはなく、尋ねる側の些細な失敗など気にせずスムーズに質問に答えてくれるでしょう。

逆に無理をしてしまい、ボロが相手に見つかったときは気まずい思いをしますし、最悪相手を怒らせてしまうことにもなりかねません。

できるだけの準備を行い、少々のミスはしょうがないと覚悟を決めて、堂々とぶつかっていきましょう

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この記事を書いた人
黒野 でみを

40歳で会社員からライターに転身、50歳で東京より実家の広島に戻ってきました。
幼い頃からさまざまなコンプレックスや生きづらさを抱えながら、自身の道を見つけるために「ライター」という生き方を選んで生きてきました。
誰かの生き方に小さな灯がともせるようなコンテンツが提供できれば幸いです。

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