はじめに
朝起きたら髪が広がってて寝ぐせだらけ…なんて経験ありませんか?なんだかパサついてるしスタイリングもうまく決まらないし、せっかく素敵な服を着ていてもメイクが決まっていても、髪がまとまらないと気分が上がりませんよね。
その寝ぐせ・パサつきなどの髪の悩み、寝る前にひと手間かけてあげることで解消できるかもしれません。というのも実は寝ている間、髪は想像以上にダメージを受けているのです。
何が原因で寝ている間に髪が傷むのか、そしてダメージを軽減して翌朝スルッとまとまりスタイリングしやすい髪になるための、夜のヘアケアについてご紹介します。
なぜ夜のヘアケアが必要なの?
それではまず、寝ている間に髪の毛が傷む原因を順番に見ていきましょう。
ヘアケアが必要な理由(1)十分に乾かさずに寝る
髪は、摩擦などの外部の刺激から守るため、表面がウロコのような「キューティクル」で覆われています。このキューティクルは濡れると柔らかくなり、剥がれやすくなります。
キューティクルが剥がれ、髪内部の水分や栄養が抜け出てしまうと、つややかさを損なう原因になってしまいます。
濡れた髪は外部からの刺激に弱くなっているので、乾いている状態の髪に比べると傷みやすくなっています。
また、濡れたまま寝てしまうと、髪がよれたりねじれたりした状態で乾くため、毛先がはねるなどの寝ぐせがついてしまうのです。
ヘアケアが必要な理由(2)摩擦で傷む
人は一晩に10~30回も寝返りを打つと言われています。
実は寝ている間に寝返りや体勢が変わることによって摩擦がおき、その摩擦で髪を痛めている可能性があるのです。
具体的に言うと、頭を動かした拍子に枕や寝具と髪の毛が擦れてしまっているのです。
特に髪がしっかり乾いていない状態で寝てしまうと、表面のキューティクルが剥がれやすい状態になり摩擦がおこりやすくなります。
さらに、髪の毛が長い人は要注意です。どうしても摩擦を受ける範囲が広いため、ダメージもその分大きくなるというわけです。
ヘアケアが必要な理由(3)乾燥した空気によって傷む
冷暖房は生活に欠かせないものですが、髪にとってはダメージの原因になります。
エアコンなどにより空気が乾燥すると、髪の内部の水分が空気中に蒸発してしまいます。
また冬はさらに空気が乾燥しやすく、髪の水分量も減ってしまってパサつきやすくなるのです。
特にヘアカラーやパーマなどで傷んだ髪はキューティクルが開いているため、そこから水分が逃げやすくなっています。
髪の毛にダメージを与えないためにも、キレイなヘアスタイルをキープするためにもしっかり対策したいですね。
次に寝ている間のダメージを軽減し、翌朝のスタイリングが楽になる「夜のヘアケア」をご紹介します。
寝る前のヘアケアのポイントと手順
寝る前のヘアケアのポイントを6つご紹介します。
ヘアケアのポイント(1)タオルドライ
タオルで髪をつつみこむようにして、ポンポンとたたきながら優しく髪の水分を取ります。ごしごし擦ると摩擦で髪が傷んでしまうので気をつけましょう。
ヘアケアのポイント(2)洗い流さないトリートメントを塗る
タオルで髪の水分を取ったら、目の粗いくしでとかして絡まりを取ります。洗い流さないトリートメントを手に取り、手のひらと指の間にもしっかり伸ばしてから毛先→髪の中間と伸ばしていき、髪の内側からも揉みこむようにつけます。最後にまた目の粗いくしでとかし、全体になじませます。
洗い流さないトリートメントにはいくつが種類がありますが、ツヤを出してサラサラした髪になりたいならオイルタイプを、しっとりとまとまりのある髪になりたいならミルクやクリームタイプをおすすめします。自分の髪に合ったものを選んでくださいね
ヘアケアのポイント(3)ドライヤーで乾かす
洗い流さないトリートメントを塗ったら、ドライヤーで乾かしていきます。
まず乾きにくい髪の根元から乾かし始め、必ずドライヤーを髪から10cmほど離して、熱くなりすぎないようにしましょう。また同じ場所ばかりに風が当たらないよう、ドライヤー本体を振りながら乾かしてください。片方の手で空間を作り、風が通りやすいようにすると乾きが早くなりますよ。
ヘアケアのポイント(4)再度トリートメントを塗る
全体を乾かし終えたら、再度洗い流さないトリートメントを塗って表面をコーティングしましょう。毛先の水分蒸発を防ぎ、寝具との摩擦を防いでくれます。
ヘアケアのポイント(5)ブラッシング
寝る前にブラッシングして髪の絡まりをとります。ドライヤーで乾かしただけの髪は毛の流れがバラバラで、そのまま寝てしまうと寝ぐせやもつれ、摩擦の原因になります。自分にあったブラシで丁寧にブラッシングしましょう。
ヘアケアのポイント(6)ロングヘアの人は髪をまとめる
ロングヘアの方は寝ている間にどうしてももつれてしまいますよね。頭皮を引っ張らないようにゆるめ三つ編みにしたりゆるめツインテールにするなど、ゆるくまとめておくことで寝ている間の髪の動きを抑え、摩擦を軽減することができます。
まとめ
寝る前のヘアケアについてご紹介しました。夜にほんの少しだけ手間をかけて、翌朝うっとりするような美髪を育てていきましょう。早速今日から試してみてくださいね。