2024年に入り、早くも半月が経過しました。
今年は、年明け早々の大地震に旅客機と海保機の衝突事故と、ショッキングなことが重なりました。
現在も地震によって避難を余儀なくされている方、
日常を取り戻すことが困難な方、
たくさんいらっしゃるのだと思うと言葉になりません。
「当たり前」だと思っていた日常が一瞬で崩れ去っていく…
それは誰しもに起こり得ることなのだと実感します。
だからこそ、「いま」を大切にしたいと思っています。
私自身は、昨年、NPO法人を立ち上げ、相談支援事業所を開設するという転機がありました。
有難いことに、年明けからも仕事のご依頼を受け、忙しなく毎日を送っています。
悩むことも多い仕事です。
「どうしたらいいのだろう」
「どう支援したら、良い方向にいくのだろう」
そんなことを考えながら、日々、利用者さんと向き合っています。
最近、ある方から「あなたはとても丁寧な支援をしていますね」と言われました。
毎日のように「これで良いのだろうか」と思う支援状況の中で、その言葉はとても嬉しいものでした。
私は、日々、
「1人ひとりと真摯に向き合うこと」
「せっかくその方(利用者)の人生に関わらせていただけているのだから、少しでもその方の人生が豊かになるように」
と思い、仕事をしています。
丁寧さは、時に「効率さ」を欠かすことにもなります。
障害者支援といえど、慈善事業ではありません。
支援を「収入」に結び付けないといけないのですが、
丁寧に向き合っているとそれに結びつかないこともよくあります。
しかし、効率さを重視し、金銭のことだけを軸に考えているのは
私の考える「障害者福祉」ではなくなります。
理想論かもしれないけれど、
「丁寧に、真摯に向き合い、その人の生活を豊かにする」
ことを考えて支援しています。
自分の「いま」とその人の「いま」を大切にしながら、
1人ひとり、そして1つひとつの出会いを大切にして、
支援の輪を広げていきたい。
そんな風に考えながら、日々、仕事に取り組んでいます。