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元職員が教える、ハローワークの賢い使い方 2 ~相性の合う職員を見つけよう~

オフィスで集まる人々 働く-Work
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ハローワークの元職員が教える、賢い使い方・第2弾。

就職相談では、しっかりと自分のことを知ってもらったうえで的確なアドバイスをほしいというのが求職者側の気持ちですよね。

そこで、じっくりと相談をしたい人向けに、おススメの方法を解説します。障害者、ニート、引きこもりなど様々な事情を抱える人だけでなく、誰もが使えるノウハウですよ。

私も障害を持つ当事者ですので、ハローワーク側の視点だけでなく、仕事を探す側の視点からも総合的に導き出したアドバイスをお伝えします。
(注意:ハローワークによって、サービスが可能な範囲が異なりますので、以下に挙げることを対応できない場合もあります)

 

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自分に合う職員を探してみよう

マルバツを出す女性

ハローワークの正職員は、通常2~3年の周期で、人事異動で様々な部署を渡り歩きます。ひとつのハローワーク内だけではなく、基本、都道府県ごとに設置された労働局内で異動します。

本当は、ひとつの部署にもう少し長く腰を落ち着けて経験を蓄えたいのが職員の本音ですが、昇進に絡む人の入れ替えなど、組織の都合で異動は避けられません。

外部の人からはあまり分かりにくいのですがハローワークの業務は多岐に渡り、職業相談以外の業務(雇用保険に関する事、企業から求人を受理する、企業への指導を行う等)も経験する事でトータルで知識を習得し、また業務に活かすということをしています。

ということで様々な経歴の、そして人間ですから色々な性格の職員がいます。真面目タイプ、フレンドリーなタイプ、いぶし銀タイプ…。

本当は、どの職員にあたっても質が良いサービスを受けられることが必要なのですが、職員も人間です。その違いを楽しむのもまた、ある種の上手な活用法です。

「相性が合う」というのは、自分にとって「心地よい」ことだけを意味するのではありません。単なる話し相手なら「気が合う」だけでよいのですが、ハローワークには「働くところを見つける」目的で行っているわけですから、要は、自分が「どのような支援を望むのか」求職者は事前に考えておくとよいでしょう。

  • 自分の悪いところ(足りないところ)もビシッと指摘してほしい
  • 就職活動の進め方がよく分からないので、リードしてほしい
  • 堅苦しい対応は苦手なので、フランクに接してくれる人がいい。
  • 正論でも厳しい指摘をされると大きく落ち込んでしまう性格なので、優しい対応の職員がいい。
  • (求職者が若年者の場合に多いケース)ため口で話してくるおじさん職員が苦手なので、おじさんは外してほしい。
  • 職員のタイプにこだわらない。誰でもいい

上記のように、いろんなパターンがあると思います。さあ、あなたはどのタイプ?

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マンツーマン方式のメリット

通常の職業相談の窓口は、ハローワークの受付で申し込みをすれば、そのあとの相談はどの職員にあたるかは選べない方式が一般的です。その時の順番でたまたま回ってきた職員が相談するという形式のため、行くたびに色々な職員と話をすることができるでしょう。

色々な職員と話をする中で、自分が望むような支援をしてくれそうだなと感じる職員がいれば、担当制で相談してもらうことが可能か、聞いてみましょう

担当制、つまり「マンツーマン方式」を取り入れているハローワークと、そうでないところがありますので利用するハローワークに確認してみてください。その職員に直接聞いてもいいし、聞きにくければ受付の人に聞いても構いません。また、担当制を取り入れていたとしてもどの職員もが担当制支援をおこなっているわけではなく、担当制を行う職員が限定されている場合もあります。

【担当制のメリット】

  • 毎回、同じ職員に相談してもらうため、以前に自分が説明した経歴や希望を何度も伝え直す必要が無い。
  • 応募書類の添削から求人選定、面接対策まで一貫して体系的に支援してもらえる。

障害者の職業相談窓口や、「わかもの支援窓口(正社員就職を目指すフリーター等対象)」「新卒応援ハローワーク」「就職氷河期世代専門窓口」「マザーズハローワーク(子育て中の女性対象)」など、特定の層への相談窓口では、最初からほぼ担当制のような形をとっているところもあります。

担当を替えるには

NOと書いたカード

私の現役時代に、担当制支援を受けている若い女性求職者のかたが

「あのおじさん職員、上から目線で馴れ馴れしくて不快なので、外してほしい」と、こっそり申し出てこられたことがありました。

悪い対応の職員ではありませんでしたが、相手にリラックスしてもらおうとフレンドリーに対応していたのが「馴れ馴れしい」印象を与えてしまっていたようです。

相性というものが誰しもあると思いますので、良い悪いではなく、どうしても合わなければ、受付の職員にそれとなく申し出てみましょう。角が立たないようにうまく担当を替えてくれる可能性があります。

最後に

ハローワークを退職後、紆余曲折あり、今はリモートワークをしている私がなぜハローワークの利用を推す記事を書いているのかというと、リモートワークが誰にとっても最善の道ではないからです。

リモートワークが性に合っている人もいれば、ずっとリモートワークではしんどいからパートをしながら副業でリモートワークをしたい、いつかリモートワークをやめて正社員就職に戻るかもしれない…。

様々な場合を念頭に置いて、いつかハローワークを利用することがあるかもしれない。だからハローワークって、こんなところ。という知識を皆さんに持っておいてもらいたいという思いで書かせていただいています。

次回は、こんな職員には要注意!についてご紹介する予定です。お楽しみに。

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