元ひきこもりのライター、くまたろうです。
先日、視覚障害者の交流会に参加しました。そこでは、さまざまなサポートアプリを使用しながら楽しいひとときを過ごしました。
しかしそこで知った驚くべき事実は、視覚障害者支援団体がスマホアプリの普及に反対しているということでした。この立場を取る理由は、歩きスマホとの接触事故を避けるための歩行者への注意喚起によるものだと言われています。
今回はその背景と理由に迫ります。
視覚障害者のスマートフォンアプリ利用の重要性と役割
視覚障害者にとって、スマートフォンは貴重なツールとなっています。
タッチスクリーンや音声アシスタントを活用して情報取得や交通機関の利用、道案内などに役立っています。特に視覚に頼ることが難しい移動時には、アプリを使用して効率的に目的地にたどり着くことができます。
スマホアプリ普及反対の背景
一見すると、視覚障害者支援団体が歩きスマホの注意喚起を行うことは、安全面で意義のある行動と思えます。
しかし、この対応が視覚障害者のスマートフォンアプリの利用を妨げる結果となっているのです。団体としての主張に矛盾を含んでしまうからです。
団体としては、晴眼者(視覚障害者の皆さんは、不自由なく目が見える方をこう呼びます)に、歩きスマホを止めるように注意喚起しているため、視覚障害者が歩行中にスマホを使用することを推奨することはできないのでしょう。
その結果、スマホアプリの普及が妨げられてしまっていることがわかりました。
視覚障害者支援団体の目的と本来の役割
視覚障害者を支援する団体の本来の目的は、彼らの社会参加と自立を支援することです。
そのためには、適切なツールやサポートを紹介したり、提供することが重要です。
スマートフォンアプリは視覚障害者の生活を豊かにする重要な役割を果たしていますが、団体がスマホアプリの普及に反対することで、本末転倒な結果を招いている可能性があります。
スマートフォンアプリ普及に向けた理解あるサポートの必要性
個人的な意見として、視覚障害者を支援する団体は、スマートフォンアプリの利用に対してもっと理解あるサポートを行うべきだと感じます。
歩きスマホの問題に対する注意喚起は重要な活動ですが、それが視覚障害者の生活の質を向上させる方法に影響を及ぼすことは避けるべきです。
そして晴眼者の「ながら歩き」と、全神経を集中して歩行せざるを得ない視覚障害者の移動時の負担を混同してはいけません。
視覚障害者の安全と自立をサポートする立場から、スマホアプリの普及促進に努めるべきだと感じました。