はじめに
はじめまして!わたくし、はなさくママと申します。
転勤族の夫と結婚して以降、転居を伴う異動が2回ありました。
現在は、関西地方にて夫・息子と三人暮らしをしています。
派遣社員として就業していた頃、第一子である息子を妊娠しました。
喜びも束の間、妊娠8週に「重症妊娠悪阻」と診断されました。
妊娠悪阻で、身体的にも精神的にも参ってしまった私は、つわり退職を選択。現在に至るまで専業主婦をしています。
今になってつわり退職を振り返ると、悪阻の症状自体はもちろんのこと、
「HSP=繊細さん」という自らの気質も退職の大きな要因になったのかなと感じます。
このブログでは、「HSP派遣社員」「重症妊娠悪阻」そして「つわり退職」について、つづっていきます。
要素がたくさんありますが……私の経験がどなたかの参考となれば幸いです♩
「HSP」という概念との出会い
私の趣味は、今どんな本が人気なのかな~?と書店に行ってチェックすることです。
ある時、現在大ヒット中!!!とプッシュされているこの本を発見しました。
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』(武田友紀・著)
- まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する
- 相手が気を悪くすると思うと断れない
- 細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる
- 疲れやすく、ストレスが体調に出やすい
これらが本の帯に書かれていて、自分のことかと二度見したほどです(笑)
私は、この本で初めて「HSP」を知りました。
“Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)”の頭文字をとった言葉で、
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が自身の特性を研究し発見した概念なのだそうです。
日本ではしばしば「繊細さん」と表現され、2019年頃から広く認識され始めたとされています。
エレイン・アーロン博士によるHSP診断のセルフチェックを行ってみたのですが、私はおそらくHSPであるという結果でした。
私って“意外と”繊細さん!?
私が高校生の頃(日本でHSPが広まるずっと前w)、友達に言われた言葉があります。
「はなさくって、“意外と”繊細だよね~」
私はその頃自分が繊細だという認識があまりなく、「えっそうなのかな?」と聞き返しました。
友達が言うには、「いつも明るく笑顔で、いろんな人と楽しく話しているな~って見てたんだよね。でも仲良くなるうちに、自分の発言が誰かを傷つけてないか?周りからどう思われてるかな?っていつも気にしてるから(笑)」と。
図星!!!自分のことって案外わからないんだ!!!と驚きました。
HSPについて初めて知った時、私はこの出来事を思い返していました。
友達に言われて自分って繊細なのかも…?とは感じていましたが、
武田友紀さんの書籍でHSPの特徴として挙げられていた
「他人といると疲れる」「忙しいと刺激から離れて自分一人になりたくなる」
ということは正直経験がありませんでした。
だから、実際はHSPではないのかな?と思っていました。
HSS型HSPとは?
そんな時、また別の本との出会いがありました。
『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(時田ひさ子・著)
こちらの書籍によると、
☆繊細で傷つきやすく、共感能力の高いHSPという特性
☆好奇心旺盛で新しい情報や刺激を求めて飽きやすいHSS “High Sensation Seeking ハイ・センセーション・シーキング 新規刺激追求性”という特性
この一見相反する両方の特性を持ち合わせている「HSS型HSP=隠れ繊細さん」が存在しているというのです。
また、エレイン・アーロン博士によると、全人口の6%程度の少数派なのだとか。
私はこの本を読んで、友達に「“意外と”繊細だよね」と言われたことが腑に落ちました。
学校では楽しく過ごしているけど、家に帰ると周りからどう思われたかなといつも反省会。
一人になりたいわけじゃないし、いろんな人と話して知らなかったことを知るのは好き……
あー、自分ってなんてややこしいんだ!!
こんな風に思うことが決しておかしいことじゃなくて、
少数派ではあるけれど仲間がいるのか!と嬉しく感じました。
さて、次回第2弾では、HSS型HSPという特性を抱える私が、
派遣社員として働き始めた頃について記事にしていきます★