※アイキャッチ画像 引用元:Fujii Kaze Staff X.com
世界的にも大活躍されている藤井風さん。
ジャズ・クラシック・ポップス・歌謡曲・演歌など多様なジャンルの音楽に幼い頃から触れていたそうで、聴いていて心地の良いハイセンスな楽曲を制作されています。
ジャジーながらも透明感のある甘い歌声、ずば抜けた音楽的センスも、世間から絶賛されていますよね。またピアノを3歳から習っていたそうで、その腕前にも圧倒されます!
今回は藤井風さんの楽曲『帰ろう』を紹介したいと思います。
「泣ける」「感動した」と若年層はおろか、年輩の方にも高評価されている楽曲『帰ろう』。
その魅力を分析し、皆様にお届けいたします。
藤井風の『帰ろう』楽曲の魅力を分析!
出典元:Fujii Kaze
藤井風の楽曲『帰ろう』は2020年にリリースされました。
同年9月22日には、本曲で表現された死生観が、コロナ禍で多くの人の共感を生んだとしてテレビ朝日系の『報道ステーション』の特集に取り上げられました。
WEB記事・音楽ナタリーが報じています。インタビューの中で当時23歳の藤井風さんが、『帰ろう』が収録されたアルバムのタイトルの意についても語っているんですよ!幼い頃から父に教えられ、普段から当たり前に思っていた概念「HELP EVER HURT NEVER~常に助け、決して傷つけない」についても触れ、「これに全てのことが集約されている」と藤井風さんは話しています。
シンプルなタイトルからは想像できないほど深いメッセージを持っている楽曲『帰ろう』。本曲の魅力を探っていきましょう。
『帰ろう』のココがすごい ①歌詞
やはり何といっても、壮大なスケールの歌詞・世界観でしょう。
歌詞の中には、私たちが普段あまり考えることのない「死」や「生」というテーマが織り交ぜられており、その表現はまるで一つの物語のように感じられます。
そして、聴く人々に深い感動を与えていますよね。
達観した姿勢をうかがわせる歌詞!
歌詞の世界観の中で特に印象的なのは、死を恐れるのではなく、むしろそれを受け入れる姿勢です。
藤井風さんは、前述の『報道ステーション』の特集インタビューの中で「死を考えることが(逆に)どうやって生きていったらいいかを考えるきっかけとなり、より良い今を(皆が)生きていけるのではと思った」と語っており、現在もブレないその姿勢に、驚きや感銘を受けます。
本曲に隠されたメッセージは、人生の終焉やその先にあるものを考えるきっかけを与えており、様々な世代の人から絶賛されているのも頷けます。
『帰ろう』のココがすごい ②MV
そして素晴らしいのが、『帰ろう』のMV(ミュージックビデオ)。
非常によくできていると思います。老若男女、いろんな世代のいろんな人が、何かを持って道を歩いていく様子が描かれています。
道路=人生。
それは、この現実世界で悩みや葛藤、モノへの執着、人への依存などを抱えながら生きていく私たちのように感じますよね…。
歌詞のストーリー性に付随した美しい映像
またMVの映像や歌詞の中には、日常の中で感じる小さな幸せや愛する人との絆が描かれており、聴く人々にとって共感できる要素が多く含まれています。
これにより、楽曲は単なる「死」をテーマにしたものではなく、人生そのものを肯定する力強いメッセージとして響いてきますよね。
また個人的には、楽曲の一番が終わった後にタイトル『帰ろう』が入り、ここまでが序章だったと感じる演出に胸が熱くなりました。
『帰ろう』のココがすごい ③音楽
音楽的な魅力も外せません。
最初はバラード調で、ゆったりとした流れから入ります。
そしてBメロから、リズムの刻みが強くなりサビ前まで押し上げていくようなメロディーとなります。しかしサビ直前でとてもゆっくりとなり、サビはAメロのようなゆったりとした流れの中にサビらしい盛り上がりを感じさせます。
なおかつ自然に溶け込むような壮大感を感じさせることに成功しています。
新人歌い手がカバーしてみた!
実は記事を書いている私(Øяë.いちご)が、藤井風さんの素晴らしい楽曲『帰ろう』をカバーしました。
動画はブログを運営されているスタジオおもちさんが制作してくださいました。
子供の頃から藤井風さんのYouTube番組を拝見してきたファンの一人として、心を込めて歌わせていただきましたので、ぜひ良かったらご視聴ください!
出典元:Øяë.いちごOfficial
まとめ
藤井風の『帰ろう』は、壮大な死生観を描いた楽曲であり、心に響く歌詞が多くの人々を感動させました。
彼の音楽は、人生や死について考えるきっかけを与え、聴く人々に深い共感を呼び起こしています。
そして藤井風の『帰ろう』を通じて、私たちは生きることの意味や大切さを再確認し、日々の小さな幸せに感謝することができるのです。この楽曲をぜひ聴いてみて、その魅力を直接体感してみてくださいね。