障害とは身体や心の機能に何らかの制限があり、日常生活や社会生活に支障が出ている状態を指します。
主に知られている障害として、身体的、知的的、精神的、発達的障害があると思います。このように日本では人口の7.6%が障害を患っているそうです。皆さんもこれらの言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
障害はなりたくてなっているものでは決してありません。そのうちの一人が私です。私は小中学校と、何の変哲もない平凡な生活を送ってきました。
みんなと、わいわい外出したり買い物をしたりするなど普通にしてきました。しかし、その生活は一瞬にしてなくなりました。高校生になり高校生活でのストレス、いじめが原因でパニック症候群を発症したのです。
病院に通院し始めたきっかけは定期テストの時間や体育館での集会、密集する場所などで突然きた強い吐き気とめまい、ある時は死ぬのではないかと思うくらいの動悸や恐怖が襲ってきたことです。
はじめは疲労から来ているのではないかと勝手に判断し相談もしませんでした。
しかし、時が経つにつれてその頻度が多くなり、疾患もひどくなったため、そのタイミングで内科に行きました。そこでなぜか医者から精神科を紹介されました。私は疑問に思いつつも精神科に訪れ、そこで初めて障害を言い渡されました。
正直ショックでしたが、色々調べたりする中で向かい合わないといけないことを知り、学校生活でも先生に相談し、配慮などしてもらうようになりました。
私は担任や保健室の先生、国語科の先生に1番お世話になったと思っており、本当に感謝と申し訳ない気持ちがありますが、勇気を持って相談したことがよかったと思っています。
このように障害は先天的なものばかりではなく、突然私のように患ってしまうこともあります。
皆さんは障害者の方をちゃんと理解できていますか?
社会全体に見ても、個人的に見ても、まだまだ理解度は低いと思っています。
普通の方からしたら障害者の方は嫌いという動画を見たり、存在が邪魔という書き込みを見たりします。
それはとても残念なことですが一人一人に見解があり、障害者の方に対する理解や見解は人それぞれ異なります。
一人一人の経験や背景、価値観によって、障害者の方に対する考え方が変わるのは自然なことだと思っています。そのことを私は自分自身で感じることが多いです。家族や兄弟にもあまり理解されておらず、また相談もできずしんどい思いをしています。
これは私だけではなくもっと多くの方が感じているのではないかと思っています。以前と比べると社会全体ではバリアフリーやイベントなど地域社会での支援、メディア等での啓発など多くなってきたと思いますが、社会全体としての理解度をさらに高めるためには、継続的な啓発活動と個々人の理解と、意識改革が必要だと思っています。
このように、社会には障害を患いながら、一生懸命生活している方がいるのだという理解を持ちながら生活をしていってほしいです。