第6弾では、重症妊娠悪阻による入院が決まった際のことを書きました👇
今回は5日間にわたった入院生活について書いていきます。
シャワーを浴びると気持ち悪い!
入院時は起き上がるのすら一苦労という状態でしたが、
点滴をつないでもらうと徐々に吐き気も収まっていきました。
ただ、鬼門はシャワーの時間でした。
「妊婦中は身体を冷やさないように!」と、妊娠がわかった頃から毎日浴槽につかっていましたが、
いつしか立ち込める湯気に吐き気を感じるようになり、シャワーだけに。
ついには、シャワーを浴びるだけで毎回吐いては、心臓がドクドク苦しくなるように💦
このままお風呂で倒れてしまうのでは!?とひやひやしていました。
ただ、自分の頭皮のにおいにも敏感になっていて、シャワーを浴びないとそれはそれで吐き気を催して……。
入院してから身体がラクになっても、シャワーに対する恐怖心があり、先生に相談してみました。
「シャワーを浴びると急激に血行が促進されて、吐き気を催すことが考えられます。
ひどい貧血&脱水状態にある分、よりしんどく感じると思います。
退院の目安を【経口である程度食事が摂れる】に加えて、
【不安なくシャワーを浴びられる】ことを目標にしてみましょう!」
ということで、入院後初めてシャワーを浴びる際は、前後にナースコールで報告。
入院前に比べると吐き気や心臓のドクドク感は軽減したものの、とてつもなく疲れました。
念願の退院許可!!
入院3日目頃から、ストレスなくシャワーを浴びられるようになり、
「こんなにさっぱりした気持ちになったのはいつぶりだろう…!」と感動すら覚えていました(笑)
食事は、パン・そうめん・たまご豆腐・アイスなどを吐かずに食べられるようになりました。
ただ、冬だったので温かいものを食べたかったのですが、どうしても湯気を吸いこむと気持ち悪く……
とりあえずは、入院4日目にして【経口である程度食事が摂れる】と【不安なくシャワーを浴びられる】を達成することができました!
点滴を外して気分が悪くならないか少しずつ試した結果、ついに先生から退院の許可が出ました!
このままつわりも収まっていって、少しずつ仕事も復帰できるかも!?なんて考えていました。
5日間の入院生活を終える際、先生がこんなことをおっしゃっていました。
「このまま、つわりが収まるかどうかはわからないです。
帰宅して症状がまたぶり返して、再度入院した方も今までいらっしゃいました。
診断書の有効期間は20日間にしていますが、再度発行することも可能なので、
無理はしないでくださいね!」
「それから、水分補給は意識して行ってください!
妊娠中はとかく脱水になりやすいので1日3Lの水分摂取を目指してください」
さ、3リットル!?と内心とても驚きましたが、水分補給の大切さは私も感じていました。
つわり症状が重くなると体を起こしてベッドから動くのもおっくうになります。
トイレに立ちたくなくなり、知らず知らずのうちに水分補給を控えるようになり、
脱水症状が進行……という負のスパイラルに陥っていたと思います。
これは、出産するまで毎日肝に銘じていました。
帰宅早々、吐き気……!?
再度入院ってこともあるのか~、でもこんなにピンピンしてるし大丈夫でしょ~!
と帰宅したところ、なんと早速吐き気に襲われました。
入院中、吐かずに食べられたものを食べてみたのですが、なんと嘔吐💦
「病院では点滴を抜いても平気だったのに!」と、ショックを受けました。
再入院の可能性も含めて、しばらく自宅療養が必要だな……と判断、派遣元担当者に連絡をいれました。
「引き続きお身体大切にされてください」とあたたかな声がけをしてくれました。
派遣先責任者への連絡は、基本的に派遣元担当者を介して行っていましたが、
自分の担当業務について等は直接連絡をとっていました。
「ごめん、今さら聞くんだけど……悪阻ってなんなの??」と尋ねられた時、
『この人は悪気なく聞いてきているけど、悪気がないことって厄介だな』と思いました。
「とにかく常に気持ち悪くて、何かを口にするたび吐いて、普通の生活が送れていません」と答えたような記憶がありますが、
連絡するたび『悪阻を理解してもらうのは本当に難しいんだな』と、精神的に参っていきました。
【参考】重症妊娠悪阻入院でかかった費用
5日間の入院で請求された金額は約8万円でした。
結構痛い出費……と思いましたが、以下の制度を活用して出費を抑えました!
- 高額医療費制度
- 傷病手当金
- 任意の医療保険(女性疾病特約を付加していて、重症妊娠悪阻が対象となりました!)
- 夫の会社からの入院お見舞金
制度を活用した結果、自己負担額は約1万円となりました!
退院後、悪阻症状が相変わらず続く中、各所に連絡したり書類をそろえたりするのは大変でしたが、
約7万円も還付されたのはとてもありがたかったです。
なお、各制度の詳細については、下記の体験記が参考になるかと思います。ぜひご一読ください👇
次回は、妊娠9週目以降、つわり退職について悩んだ日々を書いていきます。