Stable Diffusion で気に入った顔のキャラクターができた時、そのキャラクターと同じ顔の画像を生成したくなった事はありませんか?そう言う時に拡張機能「ControlNet」の機能「reference_only」で顔や画風を固定することができるようになっています。この記事では、この機能の内容と使い方について紹介します。
ControlNet については以下の記事をご覧下さい。
【Stable Diffusion】便利でおすすめのWebUI拡張機能②ControlNet
ControlNetはStable Diffusion WebUIの便利な拡張機能で、画像のポーズを指定して生成できます。cannyやopenposeなど複数のモデルでイラストの輪郭やポーズを抽出。自由に表現力を広げましょう。
「reference_only」とは
「reference_only」は、「ControlNet」の機能で指定した画像の顔や画風を固定したまま、異なる構図やプロンプトで新たなイラストを生成するものです。画像の顔がほぼ同じまま、髪の色や服装などを変更することができます。
使い方
あらかじめ「ControlNet」を最新にアップデートしておきます。
- 「ControlNet」の項目を開き、Enableにチェックします。
- 「Preprocessor」を「reference_only」に設定します。
- 素材となる画像を「Image」にドラッグ&ドロップします。
- プロンプトを指定して「Generate」で生成します。
この機能にはControlNet専用のモデルデータのダウンロードが不要です。
検証
以下の Stable Diffusion で生成した画像を「reference_only」オリジナルイメージにしてみました。
プロンプトを変更して生成しても同じ顔で生成されてるのが分かります。
まとめ
「reference_only」は、「ControlNet」の注目の機能で、画像生成の新たな可能性を広げています。「ControlNet」の今後の更新にも注目です。